みちつくり

投稿者: | 2015年11月22日

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ウチの三角のところのカエデ。
なかなか色が変わらないので、
あー、このカエデは紅葉しないんだと思っていました。
そうしたら、今日見たら紅くなってた。
やっぱり、紅葉するんだ。

それはいいのだけれど、
今日は朝から果樹苗を植えようと思っていました。
早く植えてあげないと、と。

それで、まだ朝の霧が晴れないうちに、
もそもそ起き出そうとしたら、
どうも近くで軽トラがバックする音がする。

何かなぁ、と思って外に出てみたら、
朝早くから近くで溝掃除をしている人がいる。
何だろうと近づいてみると、「おはようございます」の声。
「今日、みちづくりだったな」

「みちづくり」というのは、近隣の共同で行う道路清掃のこと。
このあたりでは「みちつくり」というんですね。
きっと昔は、本当に村の有志で道を作った名残りなのでしょう。
今となっては、ちょっとたいそうな言い方ですが。

 

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しかし、わたしは未だ行ったり来たりの身なので、
今日の日はまるで覚えがなかったのですが、
そうも言っておれないので、
顔も洗わないままに、いきなり「みちつくり」作業に突入。

溝に溜まった落ち葉を引き上げたり、
道に垂れかかった竹や木を切ったり、運んだり、
昨日、持ってきたウチのねこがさっそく大活躍。
何てこった。

道の端に吹き溜まった落ち葉は、
いずれ肥料代わりに拾い集めようと思っていたので、
集めた落ち葉の後片付けは、わたしが引き受けました。

それも近いうちにしようと思っていた作業なので、
ちょうどいいといえばちょうどよかったのですが、
まぁ、自分の考えた優先順位どおりには、世の中うまく行かないもので、
結局、朝飯抜きで、お昼過ぎまでその作業にかかりきりになりました。

 

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そうして運んだ落ち葉の山。
袋に詰めて固めたので、さほどないように見えるけど、これで結構あります。
まぁ、かき集めるのをみなさんに少し手伝ってもらったのだと思えば、
まことにありがたいことです。

それから遅いお昼を食べて、
やっと、今日のメインイベントの果樹の移植にかかりました。

しかし、移植といっても、
まずその前の草刈りと整地に時間がかかるのです。

そこで、秘密兵器の登場!

 

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先日買った二枚刃、通称「トンボ」。
装着して回転させて見ると、軽い、軽い。
そうしていざ笹が原に突入しました。

すると何と、あの固くてやっかいな笹やクズんばのツルを、
まるでシュレッダーのようにズタズタにしてくれます。
うーん、こりゃいいですね。

普通の草刈り機の刃とは、作業効率が雲泥の差です。
なんだ、もっと早く使えばよかった。

木の根や少し大きな石に当たった時には、
ちょっと何が起こったかのような音と衝撃がありますが、
まぁ、慣れれば全然大丈夫です。

しかし、はねた土やツルの切れ端が、
結構顔の方にビシビシ飛んできます。
それはちょっと気をつけてやった方がいい感じです。

試しに普通の小石の多い草むらもやってみたのですが、
そこではもう小石がガンガン飛んできて、すぐにリタイア。
トンボはかなりスグレモノですが、使う場所は選んだ方がいいです。

そんなこんなで、
さしあたり移植するポイントだけに絞って部分草刈りを終え、
引き続き整地しようと思ったら、もう5時のチャイム。

最近は5時を過ぎると、急にあたりが暗くなるんだよね。
遠くからねこで苗を運んできて、さて植えるための穴を掘り始めたら、
空にはもう、お月さんが顔を出していました。

今日は、いちじく1本を土に戻すのがやっと。

「遅くなってごめんね。明日には必ず植えるからね」と、
残された果樹苗の1本1本に声がけして、
もうすっかり暗くなった道を、ねこを引っ張って帰ったとさ。

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