衣(着るもの)

投稿者: | 2014年2月9日

着るものだって、
本来は、機能的でシンプルなものが少しあればいいはずです。

あと、それにどんな彩りを添えるか、どうやって着こなすか、
それは各自それぞれの好みや個性で自由にやればいいのだから。

でも、今は衣料の自給率が限りなくゼロ%です。
人間は服を着ないと生きていけないのだけれど、
その着るものでさえ、誰かにお金を払わないと手に入らない。

そりゃ、お金を払って買えばいいけれど、
それしか選択肢がないっていうのが、とても情けない状況だと思うのです。
できれば自分でも作れるようになりたい。

でも、ガンジーみたいに、いきなり糸車から始めるのはちょっと難しい。
だから、せめて戦前・戦中の日本がそうであったように、
裁縫の基本技能さえ身に付ければ、布と針(ミシン)と糸さえあれば何とかなる。

すべての衣服は無理でも、
夏場のシャツとか野良着とか、手染めのスカーフや座布団ぐらいなら何とかなるでしょ。
おしゃれな野良着ができれば、それを普段着にしてもいいんだし。

自分の着るものぐらい、自分の手が届くようなものにしたい。
だから、麻や綿を育てたり、実際に養蚕なんかをしてみたいと思います。
糸や布に仕上げるための道具も、少しずつ揃えていければ楽しい。

そりゃ、ひとりで全部覚えたり、道具を揃えたりするのはたいへんだけれど、
仲間がいれば共同の工房を持って、みんなで知識やノウハウをシェアすることもできる。
それでもちょっと苦手なら、得意な人にやってもらえばいいんだしね。

そんなふうに、日々の生活を自分たちの手に取り戻したいと思うのです。

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