まるで放蕩息子か小原庄助さんみたいですが、
ついにトンテンシャンの三味線を抱くことになりました。
ここ数年、四国に馴染みになってからというもの、
「よさこい節」とか「金毘羅船々」の調子がとても楽しくて。
でも、唄うのにギターじゃ、どうもしっくりこなくて、
三味線がほしいなぁと思っていたのでした。
三味線のことは、
お師匠さんにバチで叩かれながら身体で覚えるようなイメージしかなかったのですが、
いろいろと調べてみると、結構おもしろい楽器です。
・三味線は分解・組立ができます(棹と胴が3つに分かれます)。
・沖縄の三線が三味線のルーツです。
・皮は猫がやさしい音が出て、犬は丈夫で強い音が出ます。
・その皮はモチ米で貼ってあって、乾湿に弱く、2、3年で破れます。
・棹も弾くと摩耗してくるので、三味線という楽器はまったくの消耗品です。
三味線というと、唄の伴奏をするようなイメージがあったのですが、
重音はありますが、ピアノやギターのようにコードというものがなく、
基本的にはメロディラインを弾く楽器ということのようです。
また、フレームが区切られていないので、
左手で押さえる音のツボは、身体で覚えないといけません。
それに、カポタストのようなものもないので、
音の高さや調子は、いちいち弦を緩めたり張ったりして合わせます。
しかし、
作りがシンプルなだけあって、結構とっつきやすそうです。
新品だとウン十万円もするので、オークションで安く入手したのですが、
買ってはみたものの、弾けなかったらどうしようかと不安ではありました。
もちろん極めるには、道は遠くて深いには違いないでしょうが、
とりあえず触って弾くことはできそうな様子のでひと安心。
よかったです。
そんなこんなで、
今日はジャガイモを植える合間の休憩時間に早速触っていました。
そして、調弦をしようと糸巻きを回していたら、いきなり三の糸が切れた。
うーん、糸が古かったのかなぁ。
でも、糸自体は百円二百円程度のものなので、さっそくネットで発注。
糸が届くまで練習はお預けです。
しかし、あれですね。
新しいことをするというのは、
知らなかった世界のことをいろいろと始めて見聞きするということで、
何だか新鮮で楽しいです。
わくわく。