糠喜び(ぬかよろこび)って、何で糠なんだろうと思いました。
糠は、ぬかくどに使ったり、畑に蒔いたり、タケノコをボイルしたり、
いろいろ役に立ちます。
でも、調べて見ると、接頭辞に使われる糠は、
小さいとか細いとかという意味で使われるようです。
そういえば、「こぬか雨降る御堂筋・・・、欧陽菲菲」とか。
いやまぁ、それはそれとして。
この写真は、今日引っこ抜いたヒエの苗です。
オノレ生えのコシヒカリがたっくさん生えていると思って喜んでいたのですが、
分けつが始まっている大きな苗をよくよく見てみると、何だかどうも怪しい。
もしかしてこれって・・・、ヒエーツ。
苗が小さいうちは本当に見分けがつきにくいんだけれど、
イネもヒエも、葉が分かれるところに同じように白いわっかのようなものがあります。
でもイネの方は、そのわっかにヒゲが生えているんですね。
しばらく田圃から離れていたから、そんなことトント忘れていました。
元気に芽を出したヒエをひとめ見て、
てっきりコシヒカリのオノレ生えだと思い込んでしまったのでした。
ぬかよろこび ヒエからぬかは取れません。
でも、確かにコシヒカリのオノレ生えもあるにはあったんですけどね。
圧倒的に多くてよく育っているのは、全部ヒエでした。
・・・わたし、わざわざヒエの苗を定植しておりました。
おバカですねぇ。
_| ̄|○。
でもまぁ、考えようによっては、
ヒエを苗のうちに集約して成敗することができたということで、
三日天下でしたが、いい夢を見せてもらいました。
あとはアキタコマチの定植に専念します。
しかし来期はちょっと、
これを機会に、擬似オノレ生えシステムに挑戦してみようかと企んでいます。
といっても、収獲が終わって麦の種を蒔く頃に、
株元に数粒ずつの種籾を落としておくぐらいのものですけどね。
今日は晴れそうな予報だったので、
陰干ししていたお茶の葉を、昨日のうちに手揉みしていました。
葉から汁が出てネチャネチャするぐらい揉むのですが、
これが結構たいへんな作業です。
それを濡れた布で包んでタッパーに入れて発酵させます。
右は甘茶、左は紅茶、ひとつのタッパーに同梱です。
甘茶の方はグリーンガムのような、
甘くて爽やかな香りがしています。
でも、本当にこれが甘茶なのか、ちょっと半信半疑。
今日一日、縁側に置いていたので充分発酵できたでしょう。
開いてみるとお茶は発酵して葉が茶色になっていました。
その発酵を止めるために、炭火で炒ります。
炒っている間は、あたり一面がまさに紅茶のいい香り。
飲まなくても、香りで一服、ですね。
後は、仕上げに天日干ししてできあがり。
問題は甘茶の方です。
こちらは同じタッパーに入れていたのに、未だ葉が緑のまま。
どうも発酵していないようです。
甘茶は発酵しないのかなぁ。
でも、紅茶と同じように、炒って天日干ししてみることにしました。
明日になったら飲んでみよう。
甘茶だったらいいのにな。
ぬはははは。
失礼しました。
ヒエでしたか笑。そのまま、育ってゆく過程も何か役立つかもしれませんね。
こちらの方では、ヒエをとり忘れたら、その後33年間ずっと出続けるで!とおばあさんに言われて恐れておりましたが、まじめにとっていたら、3年目くらいからとても減りました。
自然のチカラ、恐るべしです。
まぁ、3日で気づいたのを良しとします。
この際、ヒエを育てるのもいいかなとも思いましたが、せっかくの田圃で冗談をやっている場合ではない。
ヒエも種ができる前に取ってしまえば、翌年からは増え辛いだろうと思うので、今年は大きくならないうちに全摘しようと思っています。