梅雨に入ってからというもの、
ひと雨ごとに笹とクズンバの繁茂が激しい。
あれよあれよという間に、
ウチから果樹までの小道は完全に覆い尽くされ、
もう草刈り機なしではたどり着くことができなくなってしまった。
刈らなくちゃな、刈らなくちゃな、と気にはなっていたのですが、
今年の梅雨はしっかり雨が降るし、
たまに雨が上がると、
今のうちにあれもこれもやっておかなくちゃ、
ということで、なかなか笹原の征伐までは手が回らない。
それでも、さすがにもうそろそろ救出してあげないと。
きっとカナムグラとクズンバに、ガシガシに絡み付かれて、
繁茂する笹には太陽の光を遮られ、
きっと息絶え絶えになっているに違いないと。
でも、広いので1日ふつかじゃとても終わりません。
とりあえず応急処置として、せめて果樹の回りだけでも、と。
昨日から取りかかりました。
これは、ウラジロガシ。
20mにもなる高木だというので、それを見越してちょっと谷間に植えたのですが、
その辺りは草の繁茂も半端じゃない。
まず草刈り機を振り回して道を作りながら、そこにたどり着くまでがひと苦労。
伸びた笹の上をクズンバが覆い尽くしているために、
そのブッシュに苗木が完全に隠れてしまって、どこにあるのか見当たらない。
仕方がないので、だいたい見当をつけて草刈り機で近づき、
最後は手刈りで苗木のあるポイントを見つけ出してようやく救出。
瀕死寸前の状態でした。
こちらは、ユスラウメ、ソルダム、いちばん奥にスモモ。
予想通り、クズンバとカナムグラにぐるぐる巻きにされていました。
ガァーっと草刈り機で苗木の回りを刈り倒し、
その後は手鎌で根本に近づきながら、
「遅くなってごめんね」といいながら、ツルをほどいてあげる。
うれしいこともありました。
冬越えができずに枯れてしまったと思っていたヤマモモ。
その枯れ枝にクズンバが巻き付いて、まるでクズンバの木のようになっていたのを、
振りほどいてみると、何と枯れ枝から若芽が出ているではありませんか。
こんなこともあるんですね。
あぁ、急いで切り倒さないでよかった。