暖かくなってくると、
畑のことをいろいろ考えるようになります。
夏はまたまたトマトときゅうりの季節。
ニンジンの種のついでに、トマトもきゅうりの種も買ったので、
今年はひとつ苗から育ててみようと。
ならば、そろそろポットに種を蒔いてもいい頃です。
しかしいかんせん、ウチには苗を育てる温室というものがない。
3月中旬とはいえ、この辺りはまだまだ霜が降りるので、
ポットを外気に晒しておくわけにもいかない。
よし、じゃぁいっちょ仮設の温室でも作るか。
ということで、温室づくりに着手し始めた。
材料は、やっぱりいくらでも身の周りにある竹でしょ。
竹でしっかりと柱を組んで、
納屋に残っている透明の防湿シートを張れば、
インスタント温室のできあがり。
でも、どうせつくるなら、温室だけじゃなくて、
そのままワンシーズン使えるものを。
ということで、
苗を育てる温室でありながら、
その苗をその場に定植したあかつきには、そのまま雨除けのトマトハウスになる、
というスグレモノ。
やり始めると、これが結構竹が要ります。
まぁ、家の周りにはちょうどいい太さの真竹がたくさんあるので、
切っては立て、立てては切り、ということで、
現物合わせで組み立てていきます。
ワンシーズンの仮設なので、
交差する竹はとりあえずPPロープで縛っているのですが、
このロープの消費も激しく、
あっという間に在庫がなくなってしまいました。
しかし、PPロープだけ買いにホームセンターに走るのもなぁ、
ということで、今日のところはここまで。
気持ちを入れ替えて、
今度は新しい春蒔きニンジンの播種準備に取りかかります。
それにしても、ムジナのヤツめ。
ウチのおいしいニンジンを全部食いやがって。
この春蒔きニンジンが立派に育つ頃までには、
きっと箱縄で仕留めてやるからな。
で、ニンジンの畝を仕立てるのですが、
ここは1年間休ませていた畝なので、
地這えの草が全面にびっしりと生えています。
このままだとか弱いニンジンの芽が育ちにくいので、
まずは、このじゅうたんのようにびっしりと張り巡らされた根を
取り除いていきます。
その際に、くっついた土は持って出ないように、
鎌で叩いてふるい落とし、根だけをきれいに取り除きます。
ちょっと根気のいる作業ですが、鼻歌でも歌いながらぼちぼち。
これもおいしいニンジンのため、ですわい。
ウチは自然農なので、耕すのではなく、
播種するところだけ、宿根草の根や石を取り除いてあげます。
橋から橋まで、種のベッドを整え終わる頃には、日が暮れた。
種蒔きはまた明日。