田圃の状況

投稿者: | 2017年5月1日

とうとう5月になりました。
この間まで霜が降りていたと思ったら、
昨日は真夏日だったとか、まったくとんでもないですね。
こういう天候にうまく身体を馴染ませるには、
いったいどうすればいいんでしょう。

今みたいに異常気象が常態になっちゃうような世の中じゃ、
草花が突然狂い咲きとかしちゃうように、
人間も、もうやりたいように花を咲かせるのが、
一番いいかもしれませんぜ。

ところで、田圃の状況ですが、
先日、ウチの部落では、皆で一斉に水路掃除を済ませました。
そうして無事、川からの水が流れています。
一年ぶりです。

さっそく田植えをしている他所の田を横目に、
しかし、ウチは相変わらずの溝掘り作業。
いやぁ、今更ですが、こんなもの、冬の間にやっておくべき仕事です。

今日みたいに、どうしようもなにカンカン照りの日に、
レンゲ畑の風景もホワイトアウトしちゃうような太陽の下で、
一人黙々と溝掘りするなんて、まさに狂気の沙汰。
これもある種、人間の狂い咲きのようなものかもしれません。

でも、今年の圃場は見事に花がいっぱいで、かなり癒やされます。
これはなんという花かなぁ。
カキドオシの花に似てるけど、葉っぱはもっと小さくて形も違う。

昨年は、夏場でも草がほとんど生えない不思議な状況で、
麦を蒔いても、大豆を蒔いても、どれもこれも不作でした。
たぶん、これまでの肥料と農薬で、土も疲れていたんだろうと思います。

それが今年は、ようやく自浄作用が働き始めたのか、
降ってわいたように、レンゲの群生が広がっています。
この分なら、今年は稲作も少しは期待できるかもしれません。

苗床のイネも、日々力強く背を伸ばしています。
一部、籾が流れてしまったところや、
一部、「ここ、蒔き忘れたんじゃね?」、と思われるところもありますが、
概ね、順調に育っているようです。

こんな感じ。
今月の中旬か、下旬頃には、
だいぶいい感じで植えられるんじゃないでしょうか。

こちらはちょっと遅れてパレットに播種した黒米。

マリちゃんちの2年前か3年前のカビの生えかけていた籾。
でも、とてもおいしいお米なので、
芽が出たらいいな、ということで蒔いてみたのでした。

それが今日、
覗いてみたら、「おっ、出てる出てる」
さすが、お米に秘められたパワーはすごい。
これで種が継がれることになって、本当によかった。

私の体調もようやく戻ってきたようなので、
明日もがんばって溝掘り、溝掘り。

一日二本掘れば、たぶん一週間ぐらいで終わるでしょう。
田植えまでには、何とか間に合いそうです。

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