とうとう5月になりました。
この間まで霜が降りていたと思ったら、
昨日は真夏日だったとか、まったくとんでもないですね。
こういう天候にうまく身体を馴染ませるには、
いったいどうすればいいんでしょう。
今みたいに異常気象が常態になっちゃうような世の中じゃ、
草花が突然狂い咲きとかしちゃうように、
人間も、もうやりたいように花を咲かせるのが、
一番いいかもしれませんぜ。
ところで、田圃の状況ですが、
先日、ウチの部落では、皆で一斉に水路掃除を済ませました。
そうして無事、川からの水が流れています。
一年ぶりです。
さっそく田植えをしている他所の田を横目に、
しかし、ウチは相変わらずの溝掘り作業。
いやぁ、今更ですが、こんなもの、冬の間にやっておくべき仕事です。
今日みたいに、どうしようもなにカンカン照りの日に、
レンゲ畑の風景もホワイトアウトしちゃうような太陽の下で、
一人黙々と溝掘りするなんて、まさに狂気の沙汰。
これもある種、人間の狂い咲きのようなものかもしれません。
でも、今年の圃場は見事に花がいっぱいで、かなり癒やされます。
これはなんという花かなぁ。
カキドオシの花に似てるけど、葉っぱはもっと小さくて形も違う。
昨年は、夏場でも草がほとんど生えない不思議な状況で、
麦を蒔いても、大豆を蒔いても、どれもこれも不作でした。
たぶん、これまでの肥料と農薬で、土も疲れていたんだろうと思います。
それが今年は、ようやく自浄作用が働き始めたのか、
降ってわいたように、レンゲの群生が広がっています。
この分なら、今年は稲作も少しは期待できるかもしれません。
苗床のイネも、日々力強く背を伸ばしています。
一部、籾が流れてしまったところや、
一部、「ここ、蒔き忘れたんじゃね?」、と思われるところもありますが、
概ね、順調に育っているようです。
こんな感じ。
今月の中旬か、下旬頃には、
だいぶいい感じで植えられるんじゃないでしょうか。
こちらはちょっと遅れてパレットに播種した黒米。
マリちゃんちの2年前か3年前のカビの生えかけていた籾。
でも、とてもおいしいお米なので、
芽が出たらいいな、ということで蒔いてみたのでした。
それが今日、
覗いてみたら、「おっ、出てる出てる」
さすが、お米に秘められたパワーはすごい。
これで種が継がれることになって、本当によかった。
私の体調もようやく戻ってきたようなので、
明日もがんばって溝掘り、溝掘り。
一日二本掘れば、たぶん一週間ぐらいで終わるでしょう。
田植えまでには、何とか間に合いそうです。