田植え4日目。
いい感じで水が畝の上まであがってきています。
昨日、おとといと、夜半にかなりの量の雨が降ってくれたので、
圃場も水分たっぷり。
当初は、入れども入れども水が堪らず、
近所の人からは、「ここはいったい何を植えるんかいな」と、
奇異な目で見られていたように思いますが、
まぁ、ちょっとは田圃らしくなってきました。
たぶん、掘った溝からの水漏れが大きな要因で、
半分埋め戻して、畝の均しをすることで、だいぶ改善はしていたのですが、
下に行くほど干上がっていく状態を、ずっと懸念していました。
本来なら、水は下に流れて川に落ちるようになっているので、
下の畝ほど水が溜まっていくはずなのですが、
現実は、どうもそのようにはなっていません。
でも、ひと畝ごとに改善はされて、
ひと畝ごとに、ちゃんと水が行き渡るようにはなっていました。
それでも時々、足がズボンとはまる箇所があって、
おかしいなぁ、と思っていたのですが、
それが今日、判明しました。
モグラ穴。
8畝目辺りから、畝がかなりデコボコになってきて、
あちこち、ズボズボと足が沈むようになりました。
縦横無尽の、見事なモグラ道です。
足がズボッとはまると、隣の穴からピューッと水が吹き出します。
それを見つけては、足で周囲を踏んづけて、
モグラ道の埋め戻し。
結局、「足踏み代掻き」をやっているようなものですが、
おかげさまで、さらに水が行き渡るようになりました。
最後の畝の方はかなり荒れた状態で干上がっていたので、
もう、水は来ないものと諦めていたのですが、
いや、それもおそらくモグラのしわざ。
この調子で行けば、何とか最後の畝まで水が満たされそうです。
いよいよこの作業も、残りあと四畝。
それだけ埋め戻しとモグラ道つぶしをやれば、
きっと水は落ち着いてくれるはずです。
今日は、一日涼しい風が吹いてとても気持ちよかったし、
クマが手伝ってくれたので、仕事もたいへんはかどりました。
くまゆみありがとう。
しょっぱなからの水問題で、
田植えなんだけれど、田植えどころじゃなかったのですが、
この作業にもようやく終わりが見えてきました。
私も心静かに田植えがしたい。