土壁に窓を開ける。

投稿者: | 2020年5月14日


ここをキッチンにして、窓と換気扇をつけよう。

そう思って、土壁に印をつけてから、はや四年。
日照りの夏もありました。
凍える冬もありました。

そうしてようやく今日、
やっと、キッチン工事に着手できる日を迎えた。
苦節四年。


まずは、換気扇のところから。
土壁が崩壊しないように、少しずつ壁土を削っていきます。


よし、貫通!


必要な面積だけ、削り取りました。

しかし、柱が歪んでいるために、
土壁をはさんで、内壁から外壁までの幅が厚すぎる。
うーん、どうしようか。


うわっ、外が見える!
昼間でも暗い部屋だったので、感激です。


だいたい要領がつかめたので、今度は隣の窓の開口。
竹小舞が美しい。

こちらは開口の面積が大きいので、壁は上部から全部落とします。

グラインダーで必要な箇所だけ竹と藁縄を切り取って、
少しずつ土を落としていきます。


古い土壁って、
油断すると自重でいきなりバサッと落ちてきたりするから危険。
慎重に、慎重に。


土がかなり乾いて縮んでいるので、
竹さえ外せば、手でポロポロと掴み取ることができるようです。

しかし、たいそうな土埃。

マスクというのは、まやかしのコロナ対策なんかじゃなくて、
こういう時にこそ使うもの。
もうそろそろ、馬鹿げた集団ヒステリーはやめてほしい。


落とした壁土がいっぱい。


無事、開きました。


おぉ、中から見ると素敵です。


崩した壁土が12袋。
ひとつ20kgとして、240kgも。
貴重な壁土、水で練ればまた現役で使えるので、
大事に取っておきます。

さて、次はサッシの取り付け。
内壁、外壁をいったいどう片付けてやろうか。

また、明日考えます。

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