タカサゴユリが咲いた。
ここ2日ほど、馬鹿みたいに風が吹いた。
一日中変な方向で吹いてたから、煙が逆流してストーブもつけられなかった。
海岸端だから特にひどいんだろうけど、
春一番だとか、二番だとか、笑ってられないよ。
タカサゴユリって、だいたい7月か8月頃に咲く花なのに、狂い咲き。
狂い咲きっていうのはきっと昔からあるのだろうけど、
何だかいろんなところが壊れかけていて、あちこちボロが出てきているような気がするよ。
ちょっと変だね、っていうことがあんまり増えてくるとね。
そういう変な日常にだんだん慣れてしまって、いつの間にかそれが当たり前になってしまう。
いわゆる、既成事実の積み重ね、ってやつですね。
そういうのにからきし弱くて、何ともだらしないところが大衆の哀しさです。
悪いヤツらは、そういう凡人の弱みを巧みに利用して、
というか、
そういう茶番劇みたいな事をあからさまにやられているのに、
TV番組みたいに思わされて、他人事なんでしょうね。
原発も総背番号制もTPPも戦争も。
大衆は文句すら言わず、無抵抗なままで、というか、
自分たちのことだとは気づかないから、いいようにされるがまま、というか。
日々まじめに働いて、稼いだ分をどんどん使って、
ボーっと日々を過ごしながら、ただ粛々と押し切られていって、
気がついた時には、もう土俵の外に追いやられていて、
中では悪いヤツらがやりたい放題。
そんなからくりの世の中に向かっているようです。
気を確かに持っておかないと、
日頃から、嫌なことははっきり嫌だと言うようにしておかないと、
ほらほら、知らないうちに総替えされちゃいますよ。