ちょうど玄関の軒先に作りかけていて、
前々からちょっと気になっていた、スズメバチの巣。
見るたびに大きくなっていくので困ったなぁ、と。
屋根裏のだいぶ高いところなのですが、
直径が15cmぐらいになってきて、
これはいよいよ撤去しないと、と決心したのでした。
しかし、無駄な殺生はしたくないというか、
強力な殺虫剤を使うというのはちょっと気が引ける。
でも、軒先にバカでかい巣を作られて、
玄関先をブンブン飛ばれるのもちょっと困る。
で、最初は瓶にアルコールとジュースを入れて誘い込む戦法を取ったのですが、
スズメバチにはほとんど反応なし。
次に、巣の近くにネズミホイホイを置くと、
一匹かかると群がるようにかかる、という話を信じて置いてみたのですが、
これもまったく反応なし。
巣作りに忙しいスズメバチたちは、脇目もふらずに巣作りに集中しています。
こうなったら、蜂の巣に直接ネズミホイホイをくっつけたらどうだろう、
と思い至ったのでした。
昼間は逆襲が恐いので、朝まだ早いうちに強襲の計画。
しかし、かなり高いところなので、
高枝ばさみにネズミホイホイをぶら下げて、いざ蜂の巣にベタッ!
と思いきや、
勢いあまって、蜂の巣ごと落としてしまいました。
スズメバチの巣って、見た目と違ってウェファスのように柔らかいのです。
あー、くっついちゃった。
ちょっと、可哀想な感じです。
申し訳ない。
くっついてないところの残骸には、蜂の子がいっぱい。
申し訳ないのでフライパンで炒めて食させていただきました。
スズメバチさん、ありがとう。
しかし、これだけでは終わらなかったのです。
屋根裏には過去の巣跡がたくさんありますが、
今回のは真ん中のやつ。
スズメバチさんは、なくなったものは仕方がないと諦め、
以前にも増して総掛かりで、
早速同じ場所に次の巣を作り始めたのでした。
またもやみるみるうちに大きくなる。
これには弱った。
竹酢液かなんかを巣にかければどうだろうかとも思ったのですが、
なんせ高くて手がとどかない。
たまたま訪ねてきた近くの電気屋さんとその話をすると、
最近の蜂撃退スプレーは10mも飛ぶんだと。
うーん、無駄な殺生はしたくはないが、
この際、早く決着させたい。
背に腹は変えられん、ということで。
ついに、最終兵器を使うハメになってしまいました。
なんと11m先の標的まで届くというスグレモノ。
まさに瞬殺!
しかも、その薬効でスズメバチはもう寄り付かなくなります。
あぁ、人間はなんて恐ろしいモノを作るんだ。
スズメバチさん、ごめんなさい。
これからはお互い、あまり近づかないようしましょうね。