SKINSと不定愁訴犬

投稿者: | 2015年10月7日

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今日もコツコツと畝を作っています。
こういう時にトラクタとか管理機があれば楽チンだろうなと思いながら。

でも、ウチは基本的に不耕起なので、こういう作業も最初だけです。
高い機械を買っても結局ムダになります。
しかし、その最初だけでも機械があれば、あっという間に終わっちゃうのにね、
と思ってしまうのは老化現象でしょうか。

とはいっても、農作業は結構重労働ではあります。
農業ひとすじのおじいやおばあの腰が曲がるのも一理あり。
あまり無理をしないように、日頃から気をつけないとね。

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ということで、SKINSを試してみることにしました。
アスリートじゃないんだけど、ほぼ一日中野良仕事なんだから、
SKINSをつけて農作業をしたっていいじゃないか。

とりあえずロングタイツ。
膝にもいいんじゃないかなぁという期待感です。
タイツなんて、幼稚園の時に履かされた白いタイツを思い出して、
なんだかなぁ、とちょっと敬遠していたのですが。

ということで、試用第一日目。

通気性がいいんでしょうか。
動くたびにスースーするけど、
これつけるのとつけないのとどれぐらい違うのかよくわかりません。
まぁ、しばらく試着してみます。
意外によかったら、トップスにもチャレンジするかもしれません。
しかし、何だかサイボーグみたいですよね。

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ところで、畝作りに土を掘っていると、これがやたらと出てきます。
最初はタマネギの出来損ないかと思ったのですが、
いや、もしかしてラッキョウじゃないかと、掘り出して集めてみました。

しかし、よく見ると形がちょっと違う。
ラッキョウみたいに曲がってなくて、やっぱりタマネギ型。
調べて見ると、どうもノビルのようです。

ノビルは前の畑にも結構あったのですが、
上の葉のところは食べましたが、
球根はこんなに大きくなかったような気がします。
ひょっとすると、年代モノなのかもしれません。

食べ方はラッキョウと同じでいいみたいなので、
甘酢漬けか醤油漬けにでもして食べてみようと思います。

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「ハッキリ」
どうも柿の種類のようで、岡山や広島ではそう呼ぶようです。
甘柿系なのですが、ものによっては渋い。
はっきりしないので、ハッキリというのか、はっきりしないです。

ちょっと疲れたら、その辺の柿の木から熟柿を取って口に入れる。
渋だったらぺっぺっと吐き出して、また甘いのを探す。
なかなか贅沢ですね。

そうこうするうちに、今日も日が暮れてしまいます。
「あぁ、今日は畝二本で終わり。

夕方5時前になると、近隣の公共スピーカーから、
お決まりの「遠き山に日は落ちて」のメロディが流れてきます。

昔、よくキャンプファイヤーで歌ったものですが、
このあたり、農作業からふと目を上げると、まさに「遠き山に日は落ちて」の環境で、
このメロディもなかなか感慨深いものです。

そうして、時を同じくして近所の犬たちが吠え始めます。
その姿はまだ見ていないのですが、
どうも猟犬のようで、一匹はなかなかドスのきいた声で鳴くのですが、
もう一匹はいつもいつも、何とも悲しげに吠えるのです。

あぁ、これはきっと不定愁訴。

・・・不定愁訴(ふていしゅうそ)とは、「頭が重い」、「イライラする」、
「疲労感が取れない」、「よく眠れない」などの、何となく体調が悪いという自覚症状を訴えるが、
 検査をしても原因となる病気が見つからない状態を指す。
患者からの訴え(主訴)は強いが主観的で多岐にわたり、客観的所見に乏しいのが特徴。

だから、私は不定愁訴犬と呼んでいます。

「あぁ、たいへんだねぇ。つらいねぇ。」と心でねぎらってやるしかありません。
犬だって、「遠き山に日は落ちて」を聞くと、
ちょっと切なくなるのかもしれません。

明日がいい日でありますように。

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