生ごみ処理機「自然にカエル」を改良した簡易型コンポストトイレ。
基本的な構造としては、この中に投入したチップ中の微生物が、
生ごみとしてのウンチをせっせと食して分解し、土にしてくれるわけです。
トイレだから便座が必要なわけですが、
たまたま、以前ウォシュレットを付けた時に不要となった便座。
捨てるのも忍びなく、納屋に取っておいたのがこのような形で陽の目を見るのです。
座りが悪いので、ちょっと削ったりして調整。
こんな風に上にのせると、ほら便器に早変わり。
生ごみ処理機は、生ごみの水分が多すぎると微生物の働きが弱ってきます。
これはコンポストトイレも同様で、問題はオシッコの水分。
いかにして、大小分離を実現するのかが、コンポストトイレのキモになります。
この臼井式では、ビニールシートで元から分けるという方法を取ります。
100均で買った車の足下シート。
それに集水口とチューブ。
これも100均で購入したグルーガンで接着。
棒状になった樹脂を100Vの熱で溶かして使うわけですが、
こんなものが100均に売ってるんですね。
初めて使うので、ちょっと戸惑って、
引き金を引きすぎてたくさん溶かしすぎたり、
溶けた樹脂を焦ってあちこちに散らかしたりしながら、何とか接着。
しかし、試しに座ってみると、どうも具合が悪い。
おしりがシートにくっついちゃうんですね。
臼井さんの仕様では、便座を緑のフタに合体させているのですが、
私は直接本体に取り付けようとしたために、
その分、便座が下がってしまったのが原因でした。
後で気がついたのですが、そもそもの問題は便座のサイズ。
臼井式はコンパクトなサイズ。
私の便座は大きめのヤツなので、いろいろと不都合がおきて、
その調整に手間取りました。
便座取り付けボルトの穴を開けるために、
急きょ12mmのドリル刃を発注したり、
フタに据え付け用の針金を買いに出かけたり。
しかしまぁ、何とか完成しました。
オシッコは、チューブからタンクに入ります。
これを3~4倍の水で薄めると、畑に直接撒けるということなので、
溜まったら随時畑に。
朝晩ハンドルでぐるぐると回すと、微生物が元気に働いてくれるようです。
ウンチの方は分解しながら、どれぐらいでどんな容量になるのか、
やってみないとわかりません。
最初のチップ投入から24時間もすると微生物が活性化してくるようです。
これでしばらく使ってみて、
常設のウォシュレット付き循環トイレ作成の参考にしたいと思います。