さいわいながらウチの敷地には茶の木が何本かあります。
ちょっと天日干しして、炒って、番茶にして飲んでいたのですが、
たまには、ちょっと雰囲気をかえて、
ミルクティーなんが飲んでみたいねぇ、と思ったりします。
しかし、わざわざ買ってきてまでは。
しかも安い紅茶葉って、やっぱり香りも少ないし安い味がするしね。
あれ、でも紅茶って同じ茶葉で作るんだよね。
それを発酵してるだけ?
ひょっとして、自分でも作れるんじゃないの、と思って調べてみたら、
やっぱり、ちゃんと作っている人がいました。
こういう時、インターネットってすごいなぁと思います。
ありとあらゆる事を、絶対誰かスキモノがやってるんですよね。
で、そのノウハウが事細かに記されている。
衣食住のあれこれは、難しそうに思えても、所詮は人がやること。
実は自分でやれないことなんて、何にもないんですよね。
それにしても紅茶って、驚くほど簡単にできるのでした。
何だ、それならそうと早く言ってよ。
どうするかって言うと、
1,茶葉を摘んで、天日干しするまでは普通のお茶と一緒。
とくに柔らかい若芽でなくてもいいようです。
2.水分が抜けて葉が柔らかくなったら手揉みします。
何で揉むかって言うと、揉まれて傷ついたところから出る汁の酸化酵素によって
発酵が始まるのだそうです。
この作業が結構たいへんです。あるいは切り刻んでから揉んだほうが早いのかも
しれません。揉む手がだんだんネタネタしてきますが、根気よく。
3.後はビニール袋等に入れて、25~30℃ぐらいで数時間。
この時間はいろいろやってみるといいかもしれません。ウチの場合は湯たんぽの
下でひと晩置いておきました。
4.最後は鍋かフライパンで炒って、水分を飛ばすと出来上がり。
これは揉んで発酵させた後の茶葉。
葉の色も緑色から茶色に変わって、いかにも紅茶らしくなっています。
匂いも、揉んでいる時は青臭いのですが、
発酵後は、確かに紅茶の香りになってくるから不思議です。
そして、自家製紅茶、モーニングティーの完成。
いやぁ、こんなに簡単に紅茶ができるなんて驚きです。
何で今までお店で買ってたんだろうって、
いや、ウチに茶の木があるから言えることなんですけどね。
茶葉を摘む時期とか、揉み方とか、発酵の具合とか、
いろいろと研究してみる余地はありますが、
この期に及んで、紅茶が自分で作れるんだと分かってよかったです。
茶の木さん、ありがとう。