ウチには福助さんが二人います。
世の中にはいろんな福助さんがおられますが、ウチのは由緒正しい本家の福助さん。
お顔にも育ちの良さが表れています。
手前にいるのはウチのカフェで番頭さんをやっていた福ちゃん。
10年間の歴史を共に過ごした仲間です。
手のつき方も目つきも堂に入っています。
奥に控えるのは、たぶん兄貴分の福ちゃん。
カフェでは、いつも奥の間でくつろいでおられたので、
ちょっと「テヘッ」とした感じで、
愛嬌はあるんだけど、手のつき方が雑とか。
それで、修行のために婿養子に出そうかと思っています。
そのカフェを最後に出る時の見納めショット。
人の営みの細々とした物のすべてを運び出した後のガランと広い空間。
最後の朝に持って行こうと思っていた、
ウラ庭のサフラン、それにパセリ、セージ、ローズマリーとタイム。
ところが、
ローズマリーの株がちょっと大きくなりすぎていて、
大きなスコップはもう先に持って行っちゃってるから、ない。
うーん。
仕方なくローズマリーは諦めました。
誰か、持ってたら株分けしてください。