そろそろ暖かい日には、小さな虫やハエが飛ぶようになった。
こりゃ、もう確実に春に傾いているようなのだが、やっぱり夜は寒い。
夕方、日が落ちると相変わらず温度が急降下して、
朝起きると氷が張ってるし、地面は朝霜で真っ白になっています。
山の木の枝も、露が凍って全体が樹氷みたいに薄ら白い。
そんな夜を納屋の二階のワラの中で過ごし、
日が昇ると、さっそくささきさんは特等席でひなたぼっこをする。
昨日は、家人が出かけたすきに勝手に家の中に押し入り、
いりこの袋を破って食い散らかす、ゴミ箱を漁る等、悪行狼藉をはたらいたので、
百叩きの刑に処せられたのでした。
まぁ、ウチの百姓家はまだ補修もしていないので、
そりゃ、その気になればどこからでも侵入はできるんだけどね。
実際のところ、家の中をあちこち見回りしてくれた方が、
ネズミもいなくなっていいんですけどね。
しかし、分別というものをつけておかないことには、
大きくなってからろくなネコになりませんからね。