ウラジロガシとカキドオシ

投稿者: | 2016年3月29日

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件の結石騒ぎですが、
次の日の日中は痛みもなく、これで終わったのかなと思っていたのですが、
夜になってから、またもや腎臓がヒクヒクとし始めました。

これはヤバイと(だんだんそういう予兆がわかるようになってきます)、
あわてて病院でもらったボルタレンの錠剤を飲んだのですが、
何と、これがほとんど効かないのです。

それでも横になってしばらくは我慢していました。
しかし、深夜になっても相変わらず痛みがおさまらず、
ダブルでよくないかなとは思ったのですが、
やむなく前回の結石の時にもらって残っていたボルタレン座薬を追加投入。
これで何とか眠りにつくことができました。
教訓、結石の痛みは躊躇なく最強の鎮痛剤を使用しましょう。
ヤワな痛み止めじゃとても間に合いません。

で、翌日の朝も薬が切れたら即痛みが襲ってきそうな気配が濃厚だったので、
再度ボルタレン座薬を投入して(これさえあれば恐くない)、
おとなしく岡山市内の病院に行きました。

病院の評判というのは、
持病があって日頃から病院に通っているような地元の人に聞いてみると、
それぞれの病院の設備や得意・不得意、医師・看護師の態度等、
詳しい事情がよくわかります。

そこで紹介してもらったのが、
岡山市内にある岡山中央病院の泌尿器科。
ウチから車で約50分です。

地域医療支援病院というだけあって、救急の受け入れ体制もあり、
施設や医療機器も充実しています。
特に岡山市で初めて腎・尿管結石破砕治療(ESWL)を導入したということもあり、
尿路結石の外来の数が半端なく多いようです。

ということは、当院の医師や看護師は多くの症例をこなしているということであり、
尿路結石の患者にとっては、
どこよりも専門的で適切な治療が期待できるということです。

こんな病院があってよかった。
さっそく予約をして向かいました。

病院では、CTとレントゲン、尿検査をして病状を判断します。
やることはどこも同じでも、所見の精度と処置の適切さが違います(たぶん)。
左の腎臓の尿管への出口にわずか1,2mm程度の結石。
小さいので、おそらく2,3日うちには自然に排出されるでしょうとのこと。

出された薬は4種類。

1.ケトプロフェン坐剤 ・・・痛み止めの座薬
2.タムスロシン塩酸塩OD ・・・尿道を拡げる錠剤
3.ウロカロン錠 ・・・ 結石を出やすくする錠剤
4.レボフロキサシン錠 ・・・念のための抗生剤

その後、家に戻ってから残っていたボルタレンを1回投入したのですが、
それ以降はおかげさまで痛みに襲われることもなく、
薬のおかげもあってか、どうやら無事に石は排出されたようです。

そして、ここで驚いたのが3.のウロカロン錠。
この薬、何とあのウラジロガシエキス製剤なのです。

そうなんだ。
ウラジロガシというのは、もはや民間薬ではなく、
結石の発育抑制作用及び溶解作用が、臨床結果でも実証されていたんですね。

 

はい。
そこでウラジロガシの苗木。
先日注文していた苗が、今日届きました。
合わせて煎じ薬にするといいとされるカキドオシも同梱です。

まだ病み上がりの身体ではありますが、
届いた苗は早く植えてあげないと申し訳ない、
ということで、スコップを持って出動。

 

カキドオシは半日陰がいいということで、
玄関の登り口の石垣の根本に植えました。

この葉っぱを見ていると、
やっぱりどこかで見た覚えがあるなぁと思い、
庭をあちこち歩いてみると、
やっぱりありました。

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梅の木の根本のちょっと日陰になる所に、
伸び始めたカラスノエンドウや何かに紛れて、あるわ、あるわ。
おまけにもう、花まで咲いています。

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この、ちょっとランみたいな花が咲くとよくわかりますね。
まさに図鑑で見たカキドオシ。

じゃ、買う必要なかったじゃん、ということになりますが、
まぁ、これで実物と見比べてしっかり確認できたということで、
勉強のためと思えばいいです。

ウチのは、もう花も咲いているので、
さっそく明日には少し全草を採って、洗って陰干しにしておかないとね。

 

で、こちらが待望のウラジロガシ。

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これもその辺の山にあるんじゃないの、という声も聞こえますが、
まぁ、今すぐ欲しかったんだからいいんです。

しかし、ほっとけば20mにもなる高木だという話。
普通は街路樹や公園なんかに植える木で、庭木のレベルじゃない。
ウチの場合は土地は広いので心配はないのですが、
畑が陰にならないようにしないといけない。

でも、将来はシンボルツリーになる木だから、
いい場所に植えたいなぁ、と。

 

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すると、ササキさんも寄ってきて、
「そうですねぇ。でもわたしは、おかかまぶしのご飯がいいと思うわ」、と。

 

早く大きくなぁれ(・・・再結石化が始まる前にね)。

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