大豆が不作である。
黒豆と大豆の種をほぼ1反四方の広さで蒔いたのですが、
見事にこの有様です。
昨年まで水田にしていた田圃なのですが、
昨冬に小麦とライ麦、この夏に大豆と黒豆を蒔きました。
いずれも不作。
草もまともに生えない状態なので、
これはあるいは残留農薬のせいか、土が痩せすぎているのか、その両方なのか。
土壌の水分や気候の影響もあるのか、いずれにしてもおかしな状態です。
また、麦は発芽はしたのですが、ひょろひょろと成育が悪く、
大豆ときたらほとんど発芽すらしない。
しかしその中でもほんの僅かだけれど、発芽して育っているものもあるので、
あるいは種自体にも問題があったのかもしれません。
麦の周囲に生えているのは、ほとんどがヒエです。
ヒエでさえ成育はよくありません。
いっそのこと牛ふんとかを投入してみるべきか、
それとも緑肥をばらまくか、
無駄なあがきをせず、このまま長期的な視野で自然の回復力に委ねるか、
いずれにしても、しばらくは収獲のあまり期待できない圃場のようです。
その中でも、ところどころイネが育っているのがほほえましいですね。
これこそ、まったくのこぼれ種からのオノレ生えです。
うーん。
草は生えねどイネなら育つ、ヒエもさほど背丈が伸びない、というのであれば、
春先に早生種の種籾を筋に直播きするのはどうだろう。
それなら草取りも初期に畝間を刈っておくだけで、
あるいは意外といい収獲になるかもしれない、と思ったり。
マコモのかげにも、イネのオノレ生え。
何せこの地では、ようやく1年の四季を体感するばかりなので、
土や水や風や植物たちの振る舞いが、まだまだよくわかりません。
それらがしっくりと身体に馴染むまで、
もうしばらくは時間がかかるのでしょうね。