押し入れを何とかしたいのですが、
現状のあの有様をしっかり見てしまうと、
ちょっといきなり本題に入るのも、やや勇気がいるので、
床下換気口の続きをしてみたり。
最初はグラインダーでグワーンって切断してみたのですが、
その粉塵のすごさに参りました。
それで、ひょっとしてと思ってノコギリでやってみると、
これが粉塵もさほど飛ばず、なかなかいい具合に切れてくれます。
しかし、この電動ノコギリ。
最初は買うのにちょっと躊躇したのですが、
使ってみると、買ってよかったツールの結構上位に入ります。
かなりおすすめ。
そんなもん手のこでやりゃいいじゃないかという意見もありますが、
ノコギリってのはギーコギーコの繰り返しで、手だけじゃなくて全身運動に近い。
だからちょっと切るだけでもかなり体力を消耗します。
肝心な作業に取りかかる前に、のこひきで疲れてしまわないようにね。
最初の換気口は、板が取り外せたので裏から装着できたのですが、
ふたつめは横着して、穴だけ開けて表からはめようと思ったのでした。
ところが換気口の上部のでっぱりが邪魔してうまく入らず、
仕方なく上下逆さまにして何とかこじ入れました。
まぁ、機能的には問題ないので、よしとすることにしよう。
合計3個まで取り付けたのですが、
いつまでもこれをやっていても、押し入れはセルフリフォームしないので、
ぼちぼち重い腰を上げて取りかかることに。
奥の方が壁ごとずり落ちていたので、
とりあえず載せてある板と朽ちかけた木枠をいったん撤去。
敷居も半分宙に浮いているような状態だったので、
まずここにつっかえを入れて固定。
そうして水平を出して、周囲の木枠を取り付け直そうとしたのですが、
・・・どうも合わない。
何でかなぁ、といろいろ測っているうちに、
わかりました。
何と、敷居自体が水平じゃなかったんですね。
アナタだけはと信じてた。
教訓1 この家に、基となる水平・垂直は存在しない。
この微妙なバランスで、歪んだまま開き戸が右に左に動いていたんですね。
それにつっかえ棒を入れたりしたもんで、その戸が途中までしか開かなくなった。
やれやれ。
仕方がないので敷居の溝を削ることに。
削りすぎたら元には戻らないので、慎重にやっていたら、
これで結構時間を取ってしまった。
その点、大工さんってのはやっぱりすごいよね。
10時3時にちゃんとタバコしてても、やることはやるもんね。
あたしゃ、休憩しなくてもちっとも作業が進まないよ。
土壁にモルタルを塗ってるようなのですが、
ずれた分のモルタルを削らないと木枠が入らない。
最初はタガネと金槌でやってみたけれど、
ただでたらめにひび割れるだけでどうしようもない。
やっぱりグラインダーか。
室内でグラインダーを使うと粉塵がスゴイことになるから、
やむを得ず押し入れの戸をはめ直し、
密室でのグラインダー作業にかかる。
マスクを2枚して、大急ぎで切る箇所を切って、モウモウと粉塵の舞う中を素早く脱出。
こりゃ、まるで引田天功だね。
しかしこの木枠の長手、壁には間柱もないので固定するところがない。
幅が1間強あるので、重い布団をのせたら、中がたわんでくるわなぁ。
やっパリ中間に一本つっかえ棒を入れるか。
天井は天井で桟木が外れているしなぁ。
モルタル壁も、不陸どころか、とんでもなくでこぼこです。
あぁ、悩みどころ満載ですね。
また、明日考えよ。