先日、土壁を練ってから何やかやとだいぶ日が経ってしまいました。
今日はようやく土壁の補修にかかります。
この間練ったのは、固まっている土壁だけ叩いてくずして、
中に入っていたすさも小石も、全部そのままで練り込みました。
そうしたら結構大きな石や長いすさが混入していて、
細い亀裂みたいなところが随分塗りにくかった。
やっぱり、ちゃんとふるいをかけて、
大きい石や長すぎるすさは取り除くべきでした。
そういうのって、実施にやってみないとわからない。
水と混ぜる時に、水性シーラーを適量入れます。
すると、くっつきがいいようです。
最初は量を測りながら慎重に水とシーラーを入れていたのですが、
2回め、3回目になると、目分量で適当。
でも、慣れというのは素晴らしいもので、
それでばっちりOK。
塗りやすい固さっていうのを身体で覚えるんですね。
そりゃ、毎日やってる職人さんは上手くなるはずです。
手製のコテ板、ようやく出番になりました。
結構使えます。
練った壁土をくっつける前に、
4~5倍に希釈したシーラーを崩れた箇所にも吹き付けておきます。
でも、シーラーって、
何だか木工ボンドのニオイがします。
これ、ひょっとしてただの木工ボンド液なのかなぁ、高いけど。
この横のブルーのケーブル、ウチのCATVインターネット回線です。
最初、表の壁をぐるりと回って張り巡らされていたものを、
このたび天井裏に入れて配線し直しました。
しかし、これが結構大変でした。
ひさしの上下が空いているので、外から中に入れるのは簡単なのですが、
そこから居間にまでわたしてくるのが至難の業。
部屋はみんな吊り天井になっているので、上を歩くわけにいかず、
部屋と部屋の仕切りには土壁がせり上がっていて、思うようにわたせず、
梁の上から四苦八苦。
それで貴重な1日を費やしたのでした。
しかし、どうにかこうにか今日で土壁の補修もなんとか終わりました。
後は乾くまで最低一週間。
乾いたら、珪藻土を塗って仕上げです。