土管をひとつ外してしばらくは調子がよかったのですが、
浴槽の栓を抜くと、あたりが水浸しになるという現象が再発。
そればかりか、洗い場の水までが水浸しになるようになって、
こりゃー、もう何とかせねばならぬ。
ということで、居間の現場はひとまず放っておいて、
仕方なくお風呂の排水工事に着手。
まず、必要な排管の寸法を測って、
使う部材をピックアップして、切り揃えて、
段取り、段取り。
上の四角が洗い場からの排水の出口。
このコンクリをはつらないとパイプが洗い場の下まで入らないので、
頼りになる道具、ツルハシの登場。
しかし、古いコンクリはなかなか手強く。
タガネとトンカチも併用してガンガン。
それでもダメで、
これはちょっと使いたくなかったのですが、
最後の手段でマスクをしてコンクリートカッター。
白い粉が辺りにモウモウ。
こいつは隅が弱点だと思い、
そこを重点的に攻撃して、
ようやく。
次はこちら。
浴槽からの塩ビ管を。土管で受けてコンクリで固めるという荒業。
これはダメでしょ。
土管を叩き割ると、
案の定、この先が詰まっていました。
詰まったどころじゃなくて、土砂や何やらかにやら、スプーンまで。
隙間なくびっしりと詰まって、おまけにひどい悪臭。
排水も、ここから先に行けずに逆流して溢れていたのでした、
さて、これを取り除いて全て塩ビ管に取り替えます。
最終的には、こんな感じでつながります。
上が洗い場からの排水。
その下が浴槽からの排水。
それで外の側溝へ。
外の側溝までは、先日VU100の塩ビ管を設置していたので、
そこまでVU50の塩ビ管と大曲Tの継ぎ手で運んでいきます。
しかしこれ、最後に右側にカーブしているのが、
実際は30°ぐらい。
ところが、この辺りのホームセンターじゃ、
30°はなくて、45°か90°のエルボしか置いていません。
水道屋さんなんかは、昔よくバーナーでパイプをあぶって曲げる、
というのをやっていたのを思い出し、
30°ぐらいなら何とかなるか、と思ってやってみたのですが、
あっちがペコペコこっちがペコペコして、
なかなかきれいに曲げられるもんじゃありません。
それでも無理矢理曲げようと力を入れたら、
途中でこっちにはヒビが入るわ、あっちは焦げて煙が出るわ。
「こりゃ、アタシには無理」、と判断。
45°のエルボで何とかすることに。
まぁ、無理矢理ですが、漏れなきゃいいや、
ということで。
しかし、
難題というものは、次から次と出てくるもので。
使えるものは使い回そう、ということで、
古い排管のエルボを使おうと思って算段していたのでした。
騙された。
「50」って書いてあるから、当然VU50だと思いますよね。
ところが、合わせてみると微妙に大きさが違う。
じゃ、VU40かと思えば、それも微妙に寸法が違う。
もしかしてこれって、古い規格?
水道管も古い規格のがあって使えなかったのですが、
塩ビの排管まで古い規格があったのか。
で、あてにしていたパーツが足りなくなって、
ホームセンターに走ることに。
こんな風に、ひどい時は一日に何回も走る。
ちゃんと段取りしていても、
実際にやってみると計算通りじゃいかないことも多く、
いや、いかないことの方が多く。
やっぱりヘタに段取りせずに、
現場合わせに徹する方が
結局は急がば回れか、みたいな。
そうこうしてるうちに、今日も日が暮れる。
やっとられまへんわ、ほんまに。
ということで、次回に続く。