機動戦士Z(ゼータ)ガンダム

投稿者: | 2017年1月20日

ガンダムはもちろんアニメでよく見たけれど、
小説版のガンダムというのも、角川のスニーカー文庫から出ていて、
小説としてどうかというのはまた別として、これがまた感動的に素晴らしい。

ガンダムシリーズは、なまじ売れてしまったものだから、
次々と著者を代えて、いつまでも延命させられましたが、
そりゃ何といっても、初期の「機動戦士ガンダム」と「機動戦士Z(ゼータ)ガンダム」。
富野由悠季作だけが本当のガンダムでしょ。

わたしは特にマニアではないですが
ガンダムという作品には、どこか心を打たれるものがあります。

そのZ(ゼータ)ガンダムが、
何とウチの近くの道の駅に凛々しく立っております。

全長7メートルの巨大モビルスーツ。
しかも、カッコだけじゃなくて、
実際にコックピットに人間が乗り込んで、動かせたりできるというしろものです。
これ、ちょっとすごくないですか。

駅前の客寄せに巨大ロボットを設置したりするのは、
最近はやってるみたいですけどね。

ウチの実家の近くにも、「鉄人28号」が立っております。
こちらは震災復興のシンボルとして、
個人や企業からの寄付や協賛金、募金で建てられたそうですが、
総工費が1億3,500万円、
そのうち、神戸市が4,500万円を出したというもの。

ま、それはそれでいいかもしれませんが、
こちらのガンダムはひと味違います。

地元の工業高校卒の青年が、
小説のZガンダムを読んで、その挿絵の格好良さにしびれ、
これを自分で作りたいという衝動を、どうしても止められなかったから、
作った、と。
毎日の仕事の合間に、7年の作業期間を経て、
たった一人で完成させた、と。

すごいですねぇ。

特にとガンダムマニアというわけでもなく、
ただ作りたいから、作った、と。

その突き抜けた潔さが、カッコいいですね。

操作性を考慮して、3分の1スケールにした、
二足歩行型有人汎用機。

実稼働を考慮して、なるべく軽量にするために、
フライイングアーマーもシールドもつけず、
平和利用のためだから、
ビームサーベルやビームライフル等の武器も必要なし。

鋼鉄製の骨格に、FRP(繊維強化プラスチック)の外装。
脚部は片足6箇所の関節。
動力発生源のモーターポンプ、オイルタンクが、
ふくらはぎの部分に実装されています。

電動モーターで油圧ポンプを回転させ、
油圧シリンダーで関節を動かす構造。

すべての制御弁はコックピットにあり、それを手動で制御します。
レバーの1本1本が各関節に対応するように設計されており、
外部の様子はモニター画面で確認できるようになっています。

このように、設計上は動かせるように作られているのですが、
現実的には安全面の問題もあり、
実際に稼働させたことはまだないということです。

もったいないなぁ。

全国のガンダムマニアに呼びかければ、
資金援助なんていくらでもできそうなのにね。
製作者がお元気なうちに、
このガンダムが始動する姿を見てみたいものです。

そりゃ、すごい数のガンダムファンが集まると思うんだけどなぁ。

それはそうと、
この津山市の道の駅「久米の里」。
ガンダムだけじゃなくて、
お店の中で売られている地元産の食材なんかも、結構充実しています。

津山の牛肉というのは明治時代から全国的ブランドだったようで、
他所ではあまり見かけない肉ものもおいてあります。

「そずり」
マグロの中落ちのように、牛骨のまわりから削ぎ落とした肉。
まだ食べたことないけど。

「よめなかせ」
牛の心臓に直結する血管を開いたもので、コリコリとした食感。
まだ食べたことないけど。

「干し肉」
牛のモモ肉を干した保存食。噛めば噛むほど味が出る。
これを燻製にして食べました。ウマし。

牛肉だけじゃなくて、
親鳥の肉や各部位なんかも鮮度のよさげなものがおいてあったり、
もちろん野菜や加工品もいろいろあって、
この道の駅、結構おすすめです。

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