いやもう、急に煙突が詰まってしまったものだから、
慌てて煙突掃除ブラシを買い求めましたよ。
だって、ストーブがなきゃ寒いんだもん。
そりゃ、急にとはいえ、
思い返してみれば徐々に煙の引きが悪くなっていって、
点火するのにも時間がかかるようになり、
だんだん燃えも悪くなってきていたのは事実です。
しかし、今回はいちおうナンチャッテ二重煙突にしてあるのだし、
そう簡単には詰まらないと思いたい、というのもありました。
でも、最後には紙さえ燃やせなくなっていました。
そこで、ホンマの煙突掃除セット。
今までは棒っ切れにボロ布を巻き付けてやっていたのですが、
それは、煙突をいちいち分解していたからです。
今回はナンチャッテ二重煙突ということで、フレキダクトを被せているものだから、
これを分解するとなると、組み立てがまたひと苦労。
できれば据え付けたままで何とかしたいと思ったのでした。
しかし、ホンマの煙突掃除セット。
90度曲には対応しません、とは書いてありましたが、
45度曲なら大丈夫だろうと安易に考えたのが大間違い。
届いた継ぎロッドをさっそく手で曲げてみたのですが、
たぶんこりゃ無理。
うーん、これはもう自作するしかありません。
ということで、さっそくウラ山に竹を取りに。
できるだけ細くてしなりのいいのを選んで、
下の方の枝は全部取ってしまいます。
で、先の方だけを葉っぱを残してヒモでまとめました。
煙突の直径が120mmなので、だいたいそれぐらいに合わせて。
ブラシの感じに。
しかし、これが45度曲をなかなか通ってくれないのでやり直し。
枝をもっと切り詰めて、てっぺんから三枝ほどに。
先を丸めるようにしてヒモでくくりました。
これなら途中で引っかからずに、トップまで通ってくれるかな。
で、恐る恐る煙突を外してみると、この状態です。
これはもう、詰まっているというレベルじゃなくて、
もはや煙突の体をなしていなかったですね。
煙の行き場がありません。
どうりで紙さえ燃えないはずです。
中もこんな感じ。
やれやれ。
しかし、ここまできたら掃除のしがいもあるというものです。
レジ袋を外れないように出口に据え付けて、
竹ブラシをグリグリと回しながら入れていくと、
先端は45度曲を無事乗り越え、どうやらトップまで達したようです。
屋内から1mほど横出しにして、
それから45度曲で斜め上に伸びた煙突。
ススは下の方に落ちて溜まっていて、
上部にはさほどついていなかったようです。
ナンチャッテ二重煙突も、少しは効果があったのかなぁ。
こうして煙突掃除もほどなく終了。
とにかく、煙突さんも二ヶ月ぶりにきれいな体になって、
ストーブさんも機嫌よく燃えてくれるようになりました。
じゃ、ホンマの煙突掃除セットなんか、わざわざ買わなくてよかったじゃん。
いやね、この激寒の日々をストーブなしでどうやって過ごせばいいのかと、
すぐに掃除をしなくちゃいけないとあせってしまって、
ついつい衝動買いをしてしまったのでした。
何か代用できるものがあればなぁ、と一瞬思ったのですが、
ウラ山の竹にまでは考えが及びませんでした。
ホンマに。