北は長野県から、南は鹿児島の種子島まで、
いつも一緒に走ってくれた愛車をついに手放すことにした。
ちょうど4年間で7万キロ以上走ったサンバー。
あちこちぶつけて、後ろのバンパーが閉まらなくてガムテープで止めていたサンバー。
走行距離は18万キロに近いけれど、もう一回ぐらい車検を通そうと思っていたサンバー。
でも、車屋に持っていくと、「ウチでは無理です」、と。
リフトアップされた車のシャーシを見て、ビックリ。
おぉ・・。
むむっ。
うげっ。
なるほど、こりゃウチが車屋でも、ちょっと扱いたくないかもしれません。
前輪の左右のシャーシが錆びて、朽ちていて、か、かなりヤバイです。
こりゃ、いつ前輪が落ちてもおかしくない、と。
いやいや、これでよく高速を何時間も100キロ超えで飛ばしていたものです。
こんなに満身創痍でも、いつもブロローンといい音させて走ってくれたサンバー。
何といっても、4年間は島根の海の側でしたから、
時化の時などは、窓ガラスが潮で真っ白になるところに駐車していましたから、
そりゃ、無理もないかもしれません。
しかし、ここまで進行していたとはなぁ。
仕方がないので、さっそく友人に中古車をあたってもらったところ、
運良く同じ形式の手頃なサンバーが見つかりました。
グレードはちょっと下がるけれど、走行8万キロで、ポッキリ10万円。
程度も悪くないみたいで、いい買い物です。
さようならサンバー、こんにちはサンバー。
しかし、2台のサンバーを並べてよく見比べてみると、
グレードの違いって、内装や細部のパーツに結構出てるもんですね。
古いのはもう廃車だし、せっかく同じ形式なので、
この際、取り替えれそうなパーツは、全部取り替えることにしました。
まずは、ウインカー。
すでに割れていたので、これでは車検に通りません。
このパーツだけでも数千円するので、お取り替え。
こちらもヒビがはいっていたので、お取り替え。
もう片側もペンキの吹付けが被っていたので
結局、3ヶ所替えました。
それから、助手席シートも、新しいサンバーは固定式だったので、
ハイグレードのスライド式にお取り替え。
ついでに運転席もお揃いのシートに。
今までは気づかなかったけれど、
デラックスシートってかなり座り心地がいいんですね。
後部の側壁パネルも、ポケット付きにお取り替え。
ついでに、左右のドアパネルも取り替えようと思ったのだけれど、
方やパワーウインドー、方やグルグル回転式で、ちょっと面倒なのでやめました。
カーラジオも方やカセットとAM・FM、方やAMのみで、
装置を外してはみたのですが、アンテナコードが直付けになっていたので、
これも面倒なのでやめました。
どうせラジオを聞いたり、あんまりしないから。
スペアタイヤがなかったので、
これは新しい方に付け替え。
最後にルーフキャリア、
これだけで2万円弱もしたので、今回流用できてラッキーでした。
無事、付替えて全作業終了。
私の場合、実家が車屋のくせに、車にはとんと疎いので、
面倒な電気関係とかは避けて、パーツの付け替えも何とか試行錯誤でやりましたが、
まぁ、何とかなるものです。
さようならサンバー、今まで無謀な運転に付き合ってくれてありがとう。
廃車でパーツに分解されても、みんなそれぞれ元気でね。
こんにちは、ちょっとグレードアップしたサンバー。
これから末永くよろしくね。