籾摺り精米機のメンテナンス

投稿者: | 2017年4月27日

だいぶ前にオークションで買ったウチの籾摺り精米機。
二槽式洗濯機みたいに、左側が籾摺り機、右側が精米機になっています。
これまで、崩壊してきた籾叩きのゴムベルトを取り替えたり、
たるんだモーターのファンベルトを取り替えたりして、長らくお世話になってきました。
基本的に単純な機械なので、
モーターが壊れない限りは、これからも使えるんじゃないかと思います。

田舎では、コイン精米機というのをよく見かけますが、
「籾摺り機能付き」っていうのがなかなかないんですね。
島根では結構あったのですが、岡山ではほとんど見かけない。
こういうのも、土地土地の文化なのでしょうね。
こちらでは、籾摺り機を自前でもっておられる方も多いようです。

だから、自前の籾摺り機があるととても重宝するのですが、
ウチの籾摺り精米機、精米の方が、以前からよく詰まったりしていました。
だから、玄米を少しずつ投入しながら、だましだまし使っていたのです。
でも先日、ついに精米ができなくなった。

スイッチを入れると、モーターは動こうとして頑張って唸っているので、
これはたぶん、精米のところで、米の粉やら糠やらが詰まっているに違いない、と。
分解してクリーンアップすればきっと直るはずなのですが、
その作業がちょっと面倒だなぁと思って、でしばらく放置していました。

でも、手持ちの白米も玄米も食べ尽くして、
ついに籾しかストックがなくなったので、
重い腰を上げ、分解&クリーンアップに着手することにしました。

精米機って、製粉機と同じで、グリグリする筒のようなものがあるんですね。
製粉機なら使い慣れているので、毎回使ったらきれいに掃除して仕舞うのですが、
何を隠そう、この籾摺り精米機、中を開けて掃除するのは初めてでした。

で、中を開けてみてビックリ。
「こりゃー、動かんわなぁ」、と納得。

グリグリする筒の中が、糠やら米粉やら何やかやで、
もう、完全に塞がっています。
それをキリのようなものを突っ込んでほじくり出そうとするのですが、
もう、石のように硬く固まっていて、ほじくり出すのがひと苦労。
こんな状態でよくこれまで精米できていたものです。

で、無事、クリーンアップ。
この筒の斜めのスリットが精米機のミソなんでしょうね。
こりゃ、たびたび掃除しないとダメに決まってるじゃないですか。

中古の現物購入だから前知識も取説も何もなくて、
とりあえずスイッチを入れれば使えるものだから、
メンテナンスのことなんて一切知らずに使っていたわけです。
ま、よく考えりゃわかることですけどね。

一分搗きから十一分搗きまでのセレクトができるダイヤルです。
ウチの場合、ほとんど玄米に近い分搗きを好んで食べているのですが、
今回、グリグリの筒がこんなにきれいな姿に蘇ったので、
これなら、銀シャリのクリーン精米まで、これで出来ちゃうかもしれません。

後は、新米がたくさん収獲できることを祈るばかり。
まだ、植えてもないけど。

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