不耕起だけど、レンゲの自然耕起。

投稿者: | 2017年5月3日

麦を植えても、大豆を植えても、
去年は雑草さえほとんど生えなかった圃場。
これまでの肥料と農薬で、土が疲れ切っていたのでしょう。
一年放置していたら、一面の蓮華畑になった。

土壌改良や緑肥として、
わざわざレンゲの種を大量に蒔く人もいます。
でも、ウチの田圃の場合、
自然浄化というか、たぶん自然のバランス作用で、
必要なマメ科のレンゲやクローバーの種を引き寄せたのでしょう。

自然は、土おのずから自分で何とかするんですよね。
慣行農法で経年疲労した圃場は、やっぱり放置するに限ります。
本当はもう一年ぐらい放置しておいてもいいぐらいかもしれません。

でも、人間の方はなまけものだから、稲作もあんまり長い間やらないでいると、
今度はもうやるのがだんだん億劫になってしまうんだよね。
でも、今年はマリちゃんという強い味方が一緒にやってくれるので、
タイミングとしてはちょうどよかったです。

そんなこんなで、今日も溝掘り。
永遠に終わりそうもない作業でも、
半分を越した辺りから、だんだん向こうの端が近づいてくるので、
気分的にもちょっと楽になります。

そうして、レンゲが一面に広がっているところを掘っていると、
そこだけ土がサクッとして、とても柔らかいのに気づきます。

ひっくり返してみると、
根が縦横無尽に広がっていて、土中に間隙を作っているのがよくわかります。
マメ科ですから、根粒菌で窒素固定もしてくれているのでしょう。
すごいなぁ。

一般的に、緑肥にするには、
花が完全に枯れる前の青茎の状態で鋤き込んでしまうようです。
草丈10cmの生育で、一反当たり4~5Kgの窒素を供給するとか。
すごいなぁ。

この分だと、あと3日ぐらいで溝掘りも終わりそうなので、
それが終わったら、レンゲもクローバーもいったん刈ってしまいます。
ウチは不耕起なので漉き込んだりはしないけど、
それが枯れて乾いた頃に水が入ることになるので、ちょうどいいかも。

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