土佐は良い国

投稿者: | 2017年5月11日

 

春が近づくと、春が待ちきれなくなって、
ここ数年来、この季節になると南国土佐が恋しくなります。

土佐は良い国 南をうけて 薩摩おろしがそよそよと

高知は気候もいいし、人柄もいいし、
話し言葉も素敵だし、何といっても食べるものが絶品旨い。

地方に行くと、道の駅や地元のスーパーに行くのが楽しみです。
初めて見るもの、変わった名前のもの、
その土地ならではの珍しい食品や加工品を見つけると、
聞いてみたり、買って食べてみたり、飽きることがありません。

同じような素材を使った食べ物ても、
地方地方の「食文化」というものがそこに如実に現れています。
特に、九州各県や四国の中でも高知は、
オリジナリティが豊かで、食文化のレベルがかなり高い。

つまり、何を食ってもかなり旨い。

わざわざグルメ本をチェックして店に出かけたりしなくても、
いやむしろ、
その辺のスーパーや道の駅に売られているお惣菜やお刺身を買って食べた方が、
圧倒的に安くて、しかも新鮮でとびっきり旨い。
それって、結構すごいことなんじゃないかと思います。

だって、特に都市近郊の田舎って、
全国どこにいっても、代わり映えのしないイオン商品、
だったりするでしょ。

 

 

今回の高知は、村上春樹の新刊を携えて。
ただのんびりと骨休め。
だらだらと本を読んでは、くっちゃねーの数日間を過ごします。

しかし、村上春樹って、
わざわざ暗い穴の底に入って行って、
何だか訳のわからない怪しげなものと交わってしまう、
っていうパターンが本当に好きだよなぁ。
多かれ少なかれ。

 

 

そして、合間、合間に温泉三昧。
もちろん露天風呂。

夜更けに月を見ながら入るのもいいけれど、
日の高いうちから裸になって、
プールみたいに温泉に浸かるのって、最高に気持ちがいい。

 

 

でも、高知の海端は今、
こんな無粋な津波避難タワーだらけになっています。
そう、いわゆる南海トラフの津波対策です。
内陸部とは違って、迫り来る危機感はリアルです。

でも、これって果たして本当に効果があるんでしょうか。
何だか、またいつものように、
ただ国の予算が土建屋さんにばらまかれているだけ、
のような気がしないでもありません。

自然のチカラはいつも想定外なのだけれど、
また来年も、来年も、その来年も、
高知は、いつまでも愛すべき高知であってほしいと思います。

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