カイコ騒動 その2

投稿者: | 2017年5月18日

 

昨晩はトマト温室の中に吊るしておきました。
夜の間は、さほど活発には動かないようで、
1匹だけ下に落ちてはいましたが、後は数匹が干し網の周りをウロウロ。

昼間は温室の温度がかなり上がってしまうので、
干し網は玄関先の日陰に移動させました。

 

 

元気です。
口から少し糸を吐きながらも、
思いのまま、活発に動き回っています。

 

 

こんなところや、あんなところ。

1時間おきぐらいに様子を見に行って、
あまり遠くに行きそうなヤツは、元の干し網に連れ戻し。

 

 

どうせカイコの足じゃ、そう遠くへは行けまい、
そう思って、高をくくっていました。

午前中は家の周りの草刈りに精を出していたのですが、
今日は昨日とは打って変わって、ギラギラの夏の日差し。

お昼ご飯を食べてちょっと横になったら、
疲れていたのか、そのままウトウトと寝てしまいました。

やがて、お昼寝から覚めて外に出てみると、
「お蚕さん」の干し網には、強烈な直射日光が当たっておりました。
中に入れていた桑の葉も太陽に干されてカラカラ。

こりゃいけない、と思って干し網を日陰に移動させたのですが、
何だか中の様子がおかしい。

おそるおそるカラカラの葉っぱをはぐってみると、
中には4匹ぐらいしか残っていません。
あとのヤツはどこいったんだ?

よもや、鳥に食べられてしまったのではないだろうか。
あるいは、日陰を求めてどこか遠くに脱走してしまったのか。

慌てて、元あった玄関先を見に行くと、
落ちたのか、逃げたのか、
下の芝生のところにもそもそと1匹が動いておりました。

こりゃいかん、と、
急きょ「お蚕さん失踪事件」対策本部を設置して、
懸命に捜索を行いました。

 

その結果、玄関先の足ふきマットの上に1匹、
玄関内に立てかけたほうきの側に1匹、
鉢植えの影に隠れるように潜んでいたカイコを1匹発見。

後に、玄関先のバイクのわだちのところで、
あわれにも、轢かれて重症を負ったカイコが1匹。
前に黒いカバン、後部に赤いリアボックスを積んだバイクの犯人は、
そのまま逃走したものと思われる。

ちょっと気を許したがための、
たいへん残念な事件でした。
でも不幸中の幸いは、元の桑の木で新たに2匹のカイコを見つけたこと。

これはもう、オープンな干し網では対処不能と判断。

 

 

全員チャックのついた干し網に収容することにしました。
やれやれ。

ちなみに、下に敷いているキッチンペーパーの上に見える黒い点。
これは「お蚕さん」のフン。
これが「蚕沙(さんしゃ)」といって、貴重な漢方薬になるらしい。

まぁ、元は桑の葉100%だしね。

でもそれだけじゃなくて、
このカイコのフンから天然着色料が抽出できるようです。
それが抹茶アイスに使われているんだとか。

まぁ、スタバのストロベリークリームに、
コチニール(虫)から抽出された天然着色料が使われていた、
っていうようなことでしょうか。

でも、「お蚕さん」のフンの方が、
薬効もあって、だいぶありがたい気がします。
何といっても、桑の葉100%だしね。

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