朝起きて、干し網の中をのぞいたら、
何と、繭ができかけていた。
「糸を吐く準備ができると、
からだが少し小さくなり、黄色く透き通ったようになります。
えさも食べなくなります。」
って、よくわかんないよな。
このままにしておこうか、集合住宅に移すべきか、
しばらく迷って、やっぱり移すことにした。
ついでにもう1匹、
だいぶ糸を吐き始めたようなので、
上の階に入居していただいた。
すると、新しい部屋でさっそく糸を吐き始めた。
と思ったら、しばらくして逃げ出した。
何かが気に入らなかったのか、
まだ本格的に準備が整っていなかったのか、
繭づくりは止めてあちこちせわしなく動き出すようになった。
これでまた、行方不明になっても困るので、
いったん干し網に戻ってもらった。
その後、干し網の中でも、
未だ新しい眉づくりは始まっていないようです。
また夜になって、
辺りが静かになってから、ぼちぼちと始めるのかもしれません。
初心者の養蚕農家、
毎日、いろいろと発見があってなかなかに楽しいものです。