今日は、昼間にはほとんど動きがないようでしたので。
ほとんど観察はしていませんでした。
(そうそう「お蚕さん」にばかりかかりっきりになっちゃぁおれません。)
そうして夕方になってのぞいてみると、
あらまぁ、いつの間にか2個めの繭ができていました。
懸命に糸を吐きながら、
足場や外壁を作っているところを見ていたいと思うのですが、
ずっと見張りをしているわけにもいかないので、
ついついその瞬間を見逃してしまいます。
餌のために桑の葉をたくさん入れているので、
どうもその葉っぱと葉っぱの間にも、繭を作るヤツがいるようです。
せっかく蔟(まぶし:区分けした集合住宅のような場所)を作ってあげたのに、
なかなかそこに落ち着いてはくれません。
なので、今日は干し網の中に、そのまま繭を放って置くことにしました。
しかし、この写真をよく見ると、
何だかもう、褐色のサナギに近づいているようです。
サナギになってから約10日ぐらいで羽化。
つまり、繭をやぶって中からカイコガが出てきます。
そのカイコガも、だいたい5日ぐらいしか生きられないようだから、
雌はその間に、交尾・産卵をしなくちゃいけません。
でも、こんなにポツリポツリとしか繭ができないんじゃ、
オスとメスの成虫が生きて巡り合うこと自体が、
かなり難しい状況になるんじゃないかと心配してしまいます。
果たして、無事産卵まで行き着ける個体があるのでしょうか。
これは、なかなか目が離せませんね。
(結構、離してるけど。)