近所でイノシシが出たというお触れが回ってきた。
アキタコマチなら、そろそろ穂が出るじゃろうという話。
気の早い人は、既に早くからワイヤーメッシュを張っている。
ウチの圃場の場合、それぞれが自分のエリアだけ柵を立てて、
隣の人はその続きにまた、自分のエリアだけ立てる、という不思議なやり方。
全員が揃って柵を立てないことには用を足さない方式なのだけれど、
各自思い思いのいい時期に立てて、
穂が出る頃までには、だいたい全員の柵が出揃うという感じ。
ワイヤーメッシュの人もいれば、電気柵の人もいる。
ウチの場合は電気柵なので、伸びる下草の処理が面倒なのです。
だから、できるだけぎりぎりになってから柵は設置したいところなのですが、
お触れが出たんじゃ仕方がない。
昼日中、慌てて周囲の草刈りをしていると、
山際の溝のところに、何とイノシシの掘り起こした後を発見。
おぉ、ヤツはもう、近くまで様子を実に来ているんだ。
照りつける太陽の下、なめるように下草を刈って、
さっそく一年ぶりの電気柵を設置。
去年までは二段で済ましていたのだけれど、
今年はお隣さんにならって、三段にしてみました。
でも、イノシシは本気で入ろうと思ったら、
こんな電気柵なんか軽く飛び越えてしまうんだけど、ね。
まぁ、二段よりは三段の方が、ちょっと安心感があるような気がします。
不作で米の出来が悪いのは自業自得で仕方がないですが、
イノシシにやられたとあっちゃ、悔やんでも悔やみきれないですからね。
できれば来てほしくないものです。