これ、去年も今頃に咲いていました。
何て名前の花なんだろうと思ってよくよく調べたら、「ダルマヒオウギ」。
ヒオウギの変種なのだそうです。
ヒオウギというのは、檜扇。
橙色に赤い斑点が入るのが本来のヒオウギの花。
葉っぱの形が剣状で、何枚も重なり合って扇を広げたように見えるからだそうです。
でも、ウチのみたいに黄色の花は、そのヒオウギの変種とのこと。
花のあとのさやが熟すと、それが割れて中に黒いタネができる。
北アメリカでは「ブラックベリー・リリー」と呼ばれるみたい。
日本ではその実を「ぬばたま」と呼んで、和歌の枕詞にもなっている。
で、こちらは「ヒメヒオウギズイセン」。
同じく「ヒオウギ」という名前がついていますが、
「スイセン」というのが後ろにあるように、
どちらかというと葉っぱはスイセンみたいです。
このヒメヒオウギズイセンは、
属名からモントブレチアとかクロコスミアとかと呼ばれています。
しかし、これにもヒメが付かないヒオウギズイセンというのがあって、
実際のところ、ヒメの有無にかかわらず、花がそっくりなので見分けがつきにくいです。
しかし、こちらは属がまったく違ってワトソニア。
よくよく調べてみると、
ヒオウギズイセンの方は「散形花序」。
茎から放射状にたくさんの花を付けるのに対して、
ヒメヒオウギズイセンの方は、「無限花序」。
節なりキュウリみたいに、左右に1個づつ交互に花を咲かせます。
ちなみに、ヒメヒオウギズイセンは繁殖力がとても旺盛なので、
佐賀県では条例で栽培が禁止されていたりするようです。
それはそれとして、
春に間違って買ってしまった秋蒔き用のニンジンの種、筑摩野五寸。
そのうち季節がきたら蒔こうと思って、机の上に放置していました。
それを今朝ふと手にとってみたら、播種時期が何と7月。
おぉ、もう蒔いておかなくっちゃ。
春に蒔いたニンジンがまだ収獲できていないというのに、
もう次の季節の種蒔きとはね。
先日掘ったジャガイモの畝がちょうど空いたので、
その後を整えて、ニンジンの種を蒔きました。
ぼくのにんじん。
クマ!ニンジンの種蒔きは梅雨の開け切らぬ今、今ですよ。
ニンジンは好光性だから、覆土は薄くね。
そうして、発芽までは水を切らさない方がいいから、
モミガラとか被せておくといいよ。