水が止まった。

投稿者: | 2017年8月28日


 

今年は川からイノシシが這い上がって来たりしたこともあり、
更なる被害を恐れてか、早々に稲刈りを済ませるところが出てきた。
そのせいもあって、ウチにくる水路の水が一週間前から止められています。

水路に水を通していると、干したい田に水が漏れるからといって、
稲刈りが始まる頃には、いきなり水が止められてしまいます。

この水路沿いの田圃はほとんどがコシヒカリ品種のため、
刈り取り時期もだいたい同じで、この時期に水が止まっても他は問題ないのですが、
ウチの場合は田植えが遅いうえに、古代米などの晩稲の米を植えているため、
実はまだまだ水が欲しいところ。

でも以前、晩稲の酒米を栽培したいから水を出してほしい、
と要望を出した方がおられたそうなのですが、
話し合いの結果、却下。

ウチは本当なら冬期潅水まで試してみたいところなのですが、
今の状況では、なかなか難しいようです。

 

とりあえず、アキタコマチとコシヒカリは、
もうだいぶ黄金色に色づいているので大丈夫。

 

 

イセヒカリもほとんど花が終わったようなので、
このあと水がなくても、何とかなるかなぁ。

 

ん、混植?
右のアキタコマチとコシヒカリの境の溝から、ニ筋はアキタコマチですが、
三筋目から六筋目までは、どうもイセヒカリのようです。
この他にもところどころの混植、今なら、実り方が異なるのでよくわかります。

しかし、問題はやっぱり晩稲の古代米ですね。

 

 

香り米は、出穂してこれから花を咲かそうというところ。

 

 

赤米、黒米もこれからです。

 

 

ミドリ米と、黒長米は、まだ出穂していない株も多いみたい。

 

最悪の場合は、川からポンプで水を揚げようと当初思っていたのですが、
はじめて見ると、予想外に水が抜けてしまう圃場なので、
今の状態では、ずっと水を補給していないとなかなか厳しい。

応急処置的に、エンジンポンプで少しでも揚水した方がいいのか、
それとも、ソーラーパネルで継続的に使えるシステムをちゃんと組むべきか、
そのあたり、ほとんど予備知識もないので、
付け焼き刃で勉強しながら、あれこれと善後策を検討しています。

(でも、あらかじめこういう事態になるのが予想できたなら、
もっと早くから準備しておけばよかったのに、という意見も聞こえてきますが、
・・・、でも、この夏はあんまり暑くて、ヤル気電源全喪失の日々が続いたので、
まぁ、想定外だったということにして・・・。)

せっかくここまで育った古代米のために、何とかしたいのはやまやまだけれど、
今年できることと、来年に間に合わせること。

揚水ポンプシステムも含めて、2枚の田圃を毎年スイッチしながら使っていく方向で、
アゼ板の埋め込みや、稲架木収納小屋の設置、それに畑苗代用の圃場整備とかも、
長い目で見て、ウチの稲作に適した環境づくりをしていきたいな、と。

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