イセヒカリがこんな感じです。
まだ様子は青いのだけれど、実は入って少しずつふくらんでいます。
川から一番遠いところなので、イセヒカリはこのまま育って下さい。
アキタコマチとコシヒカリは、もう黄金色になっているので大丈夫。
心配なのは、やっぱり古代米のシリーズ。
香り米は、今赤い穂が高く伸びています。
この奥の赤米、そして隣の黒米、黒長米は、
ぽつりぽつりと穂が出始めたところ。
やっぱり一番奥の緑米が一番遅いようです。
ミドリはこれから穂を出して、花を咲かせます。
到着した工進のハイデルスポンプ
、さっそく川べりに設置しました。
この左側のホースで川の水を引き揚げます。
5mのサクションホースで、ぎりぎり川面に届きました。
この4サイクルエンジンポンプは、最大吸入揚程が8m、全揚程が32mですが、
実際に設置した状態は、吸入揚程4m、全揚程が7m。
なので、まだかなり余裕があります。
ホースからは勢いよく水が出ています。
性能曲線で見ると、全揚程が7mなら、だいたい130L/分ぐらい。
これが継続的に汲み上げられるなら、田圃の水は数時間でいっぱいになります。
でも、今回はエンジンポンプなので、ガス欠になったらそれで終了。
燃料タンクが1,5Lで、約1.5時間の稼働。
まぁ、仕方ないですね。
一回目は古代米とコシヒカリの境のところに放出。
そして二回目は、多分、今一番水がほしい緑米の足元に補給。
130L/分として、3時間で23,400L。ドラム缶で約117本分です。
結構な量のような気もしますが、
何せ水持ちの悪い田圃なので、これがこのまま溜まってはくれません。
でも、久し振りにだいぶ潤ったんじゃないかと思います。
緑米の花が終わる頃まで、
毎日一回か二回の補水をしていれば、
たぶん何とか育ってくれるんじゃないかなぁ。
でも、ガソリンを燃やしてばかりもいられないので、
こんなのは今年だけ。
来年はちょっと作付けから考えないといけません。
まず、周囲にアゼ板を張って水持ちを改善すること、
それでも同じように抜けるようなら、
もう、アキタコマチやコシヒカリか、
それより早い早生品種だけで回すしかないね。
コシヒカリと同程度の早生の黒米(モチ・ウルチ)だってあるし、
ミドリモチが育てられないのはちょっと残念だけど、
モチなら早生のヒメノモチも充分おいしいしね。
ソーラーで100Vのポンプを回すことも考えましたが、
隨分大がかりで高価なシステムになりそうだし、
それだけやってたかがポンプにしか使えないっていうのも、
何だかねぇ、と思ったりして。