ピンインの中でも、そもそもローマ字読みじゃ発音できないものがいくつかある。
こういうのが出てくると、もう途端にわからなくなる。
ということは、
「フツーじゃない読み方をするピンイン」を先に覚える方がいみたい。
まずは、「読みにくい子音」から。
★「l」と「r」
「l」は英語と似ているので、舌先を前歯の裏につけて発音。
li |
「r」は、舌を歯茎のあたりで浮かせて、のどの奥から発音する感じ。
ri |
★「h」
「h」も「r」と似ていて、のどの奥の息で「はひふへほ」を発音する感じ。
英語の発音記号では「x」になる。
he |
★「j」「q」「x」
「j」はバッヂのヂ。「q」は有気音で息を強くチ。「x」がシなんだよね。
いずれもはっきりと口を左右によく開いて、口の前の方で発音。
ji |
qi |
xi |
★「zh」「ch」「sh」「r」
これも「ジ、チ、シ」で「ch」が有気音なんだけど、
舌を前の歯茎につけて力を込めてから、「zh(ジ)」「ch(チ)」「sh(シ)」、
そして同じ位置で、「r(リ)」だけは舌を浮かせたまま発音するのがポイント。
これに「i」がついて「zhi、chi、shi、ri」となっても発音は同じ。
zhi |
chi |
shi |
★「z」「c」「s」
「z」はグッズのズ。「c」が有気音で息を強くツ。「s」がス。
日本語で「ズ、ツ、ス」と言うと、つい口をすぼめてしまうけれど、
いずれも口を左右によく開いて発音するのがポイント。
zi |
ci |
si |
次回からは、「読みにくい母音」のこと。 → NEXT
ピンバック: そうなんだ、中国語。その3/無気音と有気音 – 自然農とカフェ暮らし
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