梅の花芽がつくのが7,8月頃なので、
剪定は9月以降、蕾が膨らみ始める頃まで、ということになっています。
あまり早い時期に切ると、花芽のついた枝まで切り落としてしまって、
花が咲かない、実もならない、ということになる。
素人は、はっきりと花芽の確認ができる1、2月に切るのがいいのだと。
でも、いざ花芽が膨らんでくるとね。
これを咲かせずに切ってしまうのは、どうにも忍びない。
やっぱり、花が咲くのを見届けてから切ろうかなぁ、
と思って放置していました。
けれども、そうすると今度は新芽も伸びてくる。
今年切らなきゃ、来年はもっと手がつけられなくなるしなぁ。
やっぱり、思い立った時に切るしかないか、
ということで、いざ剪定に着手。
梅の剪定というのは、
1.花芽を5、6芽残して切り戻し。
2.徒長枝や不要枝を切り落とす。
ということなのだけれど、
ウチの梅の木はすべてウン十年ものの、放置されていた老木なので、
(こういうのは「老梅」というのだろうか)
徒長枝が異様に伸びて、あちこち交差したような状態だし、
花芽はといったら、ほとんど手の届かない枝の先の方にしかついてない。
どうしたものか、としばらく考えたのですが、
これはもう、根本から強剪定するしかないか。
これ、剪定前。
最初はノコギリで少しずつ徒長枝を切り落としていたのですが、
(だって、せっかく花芽をつけている枝を、どんどん切ってしまうのが切なくて)
そうすると余計に、枝の先の先にしか花芽がついてないことが判明し。
やっぱ、これじゃ間に合わんなぁ、
ということで、テェーンソーに持ち替えた。
これ、剪定後。
花芽も何も、
結局、太い枝を根本からぶった切るしかないじゃないか。
ウチには梅の木が5本あるのですが、
今年このまま、梅の花も実もまったく見れないのはちょっと悲しいので、
とりあえず1本だけは残して、あとの4本を強剪定。
やっちゃいました。
ま、梅だから。
来年、新しい枝が無事出てきてくれればいいのだけれど。