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投稿者: | 2018年6月29日

 

外の排水と雨仕舞が終わったので、
しばらくインターバルをおいていたのですが、
ぼちぼち次の仕事を始めないとなぁ、と。

久しぶりに屋根裏に上って、
残していた庇と屋根の隙間を塞ぐ作業をしました。

 

大風が吹いた時などは、
この隙間から屋根裏に風が入ってきて、トタン屋根がバタバタします。
それに、小動物が屋根裏にもぐりこんできたり。

実は庇の下側の壁との隙間もあるのですが、
全部閉じてしまうのも何だし、換気も必要だろうと、
とりあえず、上の隙間だけをひと通り塞ぐことにしました。

 

 

さてその後は。

早く、居間とキッチンの造作に取り掛かりたいところなのですが、
そちらは下屋を作り直したり、土壁を崩して窓を取り付けたり、
床上げをしたり、
だいぶやり甲斐のある作業が山積なので、
ちょっと後回し。

まずは、完成した客間から時計回りの隣部屋に取り掛かろうかと。

 

ここは納戸というか、
北西にあたる部屋で、傷みも一番激しいのですが、
昔の人は、だいたいこういう部屋で寝起きしていたもので、
日当たりが良くてきれいな部屋は、
普段使わない客間にあてていたりします。

 

 

この北西角に向かって全体的に家が傾いているので、
奥の壁がその重圧を受けて、崩れています。

 

 

貫のところから、壁が下にずり落ちていて、
貫から上の部分は、柱から外れて外壁に倒れかかっているようです。

 

 

外壁といっても、ベニア板一枚。
柱の隙間から、その外の板が見えてしまっています。

 

それに柱の古釘な。

古い家は、柱や鴨居のいたるところに釘が打たれています。
まぁ、気持ちはわからんでもないけど。
特に古い五寸釘なんかはバールでもないと、
錆びついて抜けなかったりするのでやっかいです。

 

 

梁にこんなのが張ってあったり。

何と、小川知子ですね。
よくみると、結構無茶なポーズをさせられていたりします。

 

 

シングル盤のレコードジャケット。
裏を返せば、「恋のなごり」。

うーん、ちょっと記憶にないなぁ。

 

 

崩れた壁の柱をはさんで隣の壁。
板で覆われていますが、
これも、一度剥がして状態を確認した方がいいようです。

天井との隙間、上部15cmほど壁の色が変わっているのは、
土壁がずり落ちた跡ですね。

 

 

天井はこんな感じ。
板の隙間から、屋根裏のゴミやホコリが落ち放題です。

 

 

床はこの緑のマットの下にコンパネが貼られています。
たぶん、湿気でぐたぐたになっているんだろうな。
こういう湿気の多い場所に、床下のコンパネは禁物です。

そうしてこの棚も、
重量感があって見栄えはいいのですが、周りがベニアのハリボテ。
この上にもう一段同じ棚が載っていました。

でも、この棚が置かれていた壁際の状態が気になって、
ちょっと動かしてみた。

 

 

うん?
足を踏み入れたとたん、・・・メキッ!
おー、やばい。

もはや床が抜ける寸前の状態。
(・・・というか、抜けた。)

いったい、柱は大丈夫なんだろうか。
(・・・、大丈夫じゃないから家が傾いたのです。)

コンパネを剥がすのが、楽しみ。
(・・・、だが、恐ろしい。)

 

というか、
床が抜ける隣の部屋で、
何事もなく、日々寝起きしているのがおかしいですよね。

一寸先は闇というか、
ふすま一枚隣は廃屋というか。

 

 

隣部屋との境、その張り替えたばかりのふすまの裏を、
とりあえず、養生、養生。

 

作業を開始するには、大きな棚が邪魔になるので、
今度晴れたら、二つとも外に出してしまおう。

 

 

今は梅雨、外は大雨。

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