床板を剥がしてみた。

投稿者: | 2018年7月3日

さて、この間踏み抜いた床。
この角のあたりがヤバイです。

でも、まずは心を落ち着かせて、
コンパネの上に載せてあるカーペットの始末から。

カッターで小さく切ってゴミ袋に入れます。
こういう化繊の大型廃棄物って、本当にやっかいですよね。
薄いので燃えるゴミに出すことにします。

そして、いよいよ床板のご開帳!
腐れコンパネを、
電動ノコギリと丸ノコで切り取って剥がします。

あらぁ、根太が完全にいかれてます。

既にボロボロになって、下に落ちちゃってます。
でも、この角の部分だけ集中だし、
床下が特に湿っている訳でもないので、これはシロアリですね。

工具が置いてある所の下あたりに大引きが入ってます。
大引きは大丈夫でした。
よかった。

でも、この角の柱がいけません。
手前に見えるのは束で、これも中はスカスカなのですが、
その左手の黒い空洞のところからが肝心の柱です。

触ると、すでに柱の役目はしておらず、
ぐしゃっと潰れてしまっています。
土壁と土壁が支え合って、どうにか立っているようです。

上の角、壁と壁の間の入隅も空洞になってしまっています。

これって、・・・もしかしてかなりヤバイ状態?
梁とのつなぎはどうなってるんだ?

さっそく、屋根裏に上って確認してみることにしました。

暗いので写りが悪いけれど、
その柱はもう、完全に軒桁から抜け落ちています。
いわゆる、宙ぶらりんの状態。

左側の壁が軒桁まで直交で伸びているせいで、
何とか保っているようです。

その一本右側の柱。
こちらはまだしっかりと軒桁に接合されています。

そして、一本手前の柱。
こちらも大丈夫。
実は、この手前の柱と桁が、屋根を支える構造に関わるもののようです。

シロアリに喰われた柱は、外壁を構成する柱。
全てを細い柱だけで保たせるためか、二重構造になっているようです。

もう一度、下に降りてきて確認。

これが、手前の屋根を受けている構造柱。
引きずられてやや右に倒れています。

落ちた柱に引っ張られて壁にも隙間ができていて、
上部の色が変わっている部分、これが落ちた跡です。

でも、この壁って、
裏はこの間補修して珪藻土を塗ったばかり。
いったい大丈夫なのか。

下部はこんな状態。
ちょっとシロアリに喰われて傷んでいますが、
まぁ、何とか保っている感じです。

壁に貼り付けてあった板を剥がしてみたら、・・・。

おー、見事なS字。
よくぞこんな柱を使ったものです。

ここは、特に床の間もなく、客間でもないので、
意匠とか、決してそういう配慮で使われたものじゃなくて、
たまたま、こんな材しかなかったから、使った。
そうとしか思えないですが。

それでもまぁ、大したもんです。

しかし、こちらの壁は、貫も左側は宙ぶらりんの状態なので、
このまま壁を上塗りして終えるわけにもいかないし。

柱を片方失った壁。
うーん。

でも、隣の部屋はそんな状態とはいざ知らず、
すでに補修をして、きれいに珪藻土を上塗りした後だし。
うーん。

さて、これはいったいどうしたものか。

ま、今日はゆっくり寝て、
また明日考えることにしよ、っと。

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