さて、この間踏み抜いた床。
この角のあたりがヤバイです。
でも、まずは心を落ち着かせて、
コンパネの上に載せてあるカーペットの始末から。
カッターで小さく切ってゴミ袋に入れます。
こういう化繊の大型廃棄物って、本当にやっかいですよね。
薄いので燃えるゴミに出すことにします。
そして、いよいよ床板のご開帳!
腐れコンパネを、
電動ノコギリと丸ノコで切り取って剥がします。
あらぁ、根太が完全にいかれてます。
既にボロボロになって、下に落ちちゃってます。
でも、この角の部分だけ集中だし、
床下が特に湿っている訳でもないので、これはシロアリですね。
工具が置いてある所の下あたりに大引きが入ってます。
大引きは大丈夫でした。
よかった。
でも、この角の柱がいけません。
手前に見えるのは束で、これも中はスカスカなのですが、
その左手の黒い空洞のところからが肝心の柱です。
触ると、すでに柱の役目はしておらず、
ぐしゃっと潰れてしまっています。
土壁と土壁が支え合って、どうにか立っているようです。
上の角、壁と壁の間の入隅も空洞になってしまっています。
これって、・・・もしかしてかなりヤバイ状態?
梁とのつなぎはどうなってるんだ?
さっそく、屋根裏に上って確認してみることにしました。
暗いので写りが悪いけれど、
その柱はもう、完全に軒桁から抜け落ちています。
いわゆる、宙ぶらりんの状態。
左側の壁が軒桁まで直交で伸びているせいで、
何とか保っているようです。
その一本右側の柱。
こちらはまだしっかりと軒桁に接合されています。
そして、一本手前の柱。
こちらも大丈夫。
実は、この手前の柱と桁が、屋根を支える構造に関わるもののようです。
シロアリに喰われた柱は、外壁を構成する柱。
全てを細い柱だけで保たせるためか、二重構造になっているようです。
もう一度、下に降りてきて確認。
これが、手前の屋根を受けている構造柱。
引きずられてやや右に倒れています。
落ちた柱に引っ張られて壁にも隙間ができていて、
上部の色が変わっている部分、これが落ちた跡です。
でも、この壁って、
裏はこの間補修して珪藻土を塗ったばかり。
いったい大丈夫なのか。
下部はこんな状態。
ちょっとシロアリに喰われて傷んでいますが、
まぁ、何とか保っている感じです。
壁に貼り付けてあった板を剥がしてみたら、・・・。
おー、見事なS字。
よくぞこんな柱を使ったものです。
ここは、特に床の間もなく、客間でもないので、
意匠とか、決してそういう配慮で使われたものじゃなくて、
たまたま、こんな材しかなかったから、使った。
そうとしか思えないですが。
それでもまぁ、大したもんです。
しかし、こちらの壁は、貫も左側は宙ぶらりんの状態なので、
このまま壁を上塗りして終えるわけにもいかないし。
柱を片方失った壁。
うーん。
でも、隣の部屋はそんな状態とはいざ知らず、
すでに補修をして、きれいに珪藻土を上塗りした後だし。
うーん。
さて、これはいったいどうしたものか。
ま、今日はゆっくり寝て、
また明日考えることにしよ、っと。