
気がつけば、今年ももう終わろうとしています。
思い起こせば、7月の半ばからというもの、
猛暑や集中豪雨や台風や地震や、
それやあれやこれやで、日々の記録もすっかり滞っていました。
ま、その間も少しずつボロ家の改修は進めてはおりました。
少しずつでも、やらないことには終わらないし。
と、重い腰を上げて作業にかかったのが9月になってから。
どこから手をつけるべきかと考え、
まずは天井裏の電気配線、そして天井への断熱材。
天井を仕上げてから、壁、床と上から順に片付けることにした。
上の写真は、たぶん欄間。
ベニヤ板でただ塞いであったのを剥がしてみると、ただの隙間。
欄間に凝るような趣味も暇もないし、通気の必要もないので、
ここは杉板を貼ってペンキを塗っておしまいにしました。

こちらは問題の北西角の土壁。
多少の隙間や凹みなら、壁土を上塗りして修復するのですが、
この面はちょっと崩壊がひどいので、
枠木を入れてケイカル板をはめ込むことにしました。
レーザーを当ててみたのですが、
いやいや見事に歪んでいます。
水平・垂直だけじゃなく、そもそも柱自体がまっすぐじゃありません。

その歪んだ柱に合わせてケイカル板を切っていくのは、
なかなか至難の技ではありました。
まず模造紙で型紙を作って、ハサミで細部を調整して、・・・。

その他の壁の隙間や凹みは、
落ちた壁土を水とシーラーで練り直して、埋め埋め。
それから珪藻土の下塗り、上塗りをして、
合間をぬってはぼちぼちと仕上げていったのでした。
この続きは、また今度。