さて、土壁の修復から、
それが乾くのを待って、
シーラー塗布、珪藻土の下塗り、上塗りを完了。
こうして、天井、壁が完成したので、最後に床です。
根太に直張りしてあったコンパネは、接着剤が湿気でゆるんで、ぐたぐた。
こんなところにコンパネを貼るもんじゃない。
それを剥がすと床下の様子がよくわかります。
床下はいちおう乾いているのだけれど、雨が降ったりすると、
湿気がこもるんだろうと思います。
大引や根太も、見た目には大丈夫なようだけれど、
触ってみると、結構スカスカのところがあります。
束と根太はほぼ全取替した方がいいみたい。
シロアリかなりやばいです。
部屋の中ほどに囲炉裏跡を発見。
何だかそのへんの石ころを泥で固めて作ってある。
いつのものだかわからないけど、結構原始人的な囲炉裏跡。
さて、シロアリ。
隣の部屋はさほど気にならなくて、
特に何もせずに済ませたので、今さらなんだけど。
こちらの床下はかなり危険な状態なので、やっぱりシロアリ対策を。
でも、さすがに猛毒のシロアリ駆除剤は使いたくないので、
いろいろ調べてみると、いいのがありました。
「ティンボア」
これ、 木材の腐朽菌やシロアリ等の害虫を死滅させ るが、人には無害。
その有効成分は時間が経つとともにより深くまで浸透し、
長期間の防腐、防虫効果が期待できる。
しかも安い。
うーん、いいことづくめじゃありませんか。
成分はホウ酸。
ということは、ゴキブリだんごと一緒なんですね
でも、木材に塗るには水溶液にしないといけません。
普通に売ってるホウ酸だと、有効な濃度まで水に溶かすことができない。
そこで、「ティンボア」という水溶性の高いホウ酸塩の商品。
これなら水に溶いて木に塗るだけ。簡単です。
こちらは大引。
一部がシロアリにやられてスカスカになっていたので、
そこを切り落として、ストックの材の切れ端をついでいます。
結局、大引きはここと、一番奥の一本だけ新調しました。
床下は結構低いので、鋼製束もいちばん低いサイズ。
風通しだけは確保したいので、
これまでなかった床下換気口を、一間にひとつくらいつけてます。