ユンボのお仕事

投稿者: | 2019年5月31日

そうか。
母屋から下屋を張り出したら、そこにトイレと洗面台、それにストーブの設置場所ができるじゃないか、と思いついた。

トイレはやっぱり汲み取りがいいでしょう。
しかし、想像以上にでかい便槽を地下に埋設するのには、さすがに手掘りではちょっと無理がある。
それで、念願のユンボを借りることにした。

せっかくなら、草止めのブルーシートが 雑草に覆われている場所を何とかしたり、笹の根が這う場所をザクザク開梱して畑を拡張したりしたい。
なら、10日間も1ヶ月もレンタル料は同じだというので、慣らし運転の期間も見てまるまる1ヶ月借りることにした。

最初、パケットの先っちょが幅広のでやりかけたのですが、固まったマサに石がゴロゴロの地盤なので、これではまったく歯が立たず、とんがった爪に取り替えることにした。
ピンはドライバーの先を突っ込んでハンマーで叩くと取れる。

おお、でっかい石もひと掘り。
これを手掘りでやってた日にゃ、時間と労力ばっかりかかって、疲れ果てるだけでまったく埒が明かないところです。
「はたらくくるま」はやっぱりスゴイなぁ。

何せ地面に大穴を開けてしまうので、そこに雨が溜まったりしたら大変!
雨にならないうちに何とか片付けてしまおうと、がんばって掘り進めました。
左右のレバーを両手で動かして操作するのですが、最初はアームの動かし方もゆっくりでぎこちなくなかなか仕事がはかどりませんでした。
それでもやるうちに徐々に扱いにも慣れてきて、次第に足元ぎりぎりまでうまく掘れるように、掘った土もうまく捌けるようになってきました。

ところがね。

調子に乗って掘っていると、 途中で 、何と掘るべき位置がずれていることに気づき、大慌て。
だって、幅がせまいところでのバックしながらの作業なので、前に進むとユンボが穴に落ちてしまう。一方通行でやり直すことができないのです。
仕方がないので、少し右寄りに掘っていたものを、途中から修正した。

ま、何とかちょうどいい具合に掘れました。
ちょっと大きめの穴になったけれど、中で細かな作業をするには返ってちょうどいい大きさでした。

もっと大型の機械なら仕事も早いのでしょうが、母屋の裏が2m足らずですぐに傾斜になっており、更に進入路がそれより狭い軒下をくぐるしか方法がないため、大きなユンボは到底入らないのです。
だから、かなり小さめのユンボを借りたのですが、結果的には小回りが利くし、掘削深度もちょうどぴったりだったのでよかったです。

穴もうまく掘れたので、次は便槽を設置するのに、穴の底に捨てコンを流し込むための型枠を作った。

そして、ラス代わりに防獣用の鉄柵を切って埋めることにした。

その他にも、既に埋設してあった排水パイプを掘り起こして、迂回させてつなぎ直したり、

下屋に新設する洗面台からの排水パイプを本道につなげたり。

そしてこうして、排水パイプも再び埋め直し、大きな便槽も無事埋設することができ、何とか雨が降る前にすべての作業を終えることができました。

あとは、ユンボを駆使しての楽しい時間。
斜面を削って階段をつけたり、草の根と同化してしまったブルーシートを爪で剥がしたり、深い笹の根を掘り起こして新たに畑の畝を作ったり、思う存分に活用させてもらいました。
これって、軽油で動くのですが、結構モチがいいというか、あんまり燃料食わないでガンガン働くんですね。20リットル買い置きしていた軽油が、返却時にもだいぶ残っていました。

いやぁ、やっぱりユンボはあればたいそう便利なもので、できれば一家に一台、常備しておきたいものです。
でもなぁ、かといって毎日ユンボに乗って仕事をするわけでもないし、「維持費の方がたいへんですよ」、とはレンタル会社の社長の弁。

やっぱり、仕事をまとめておいて、たまにレンタルして使うのがいいのでしょうね。

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