
春先は天地あらゆるものが 蠕動 し始めるようで、
大気の変動も荒く激しく、
身体の中からも何か沸き立つものがあるらしく、
時に変調をきたしたりします。
日中は日差しが暖かいので、
つい調子に乗って無理をしてしまうのがいけない。
ここは自然の三寒四温に見習って、
少しずつ身体を慣らしていかねばなりません。

だから、ちょっと身体休めにとピアノのおけいこ。
欲しかった。
YAMAHAのピアノタッチ88鍵の電子ピアノ。
中古ならチェーンソーより安いしね。
それでも、チェーンソーはすぐに使いこなせるようになるけれど、
ピアノをスラスラ弾きこなせるようになるのには、
日々の努力とかがちょっと必要です。
でもま、ピアノで薪は作れないけれど、
バッハを練習しながらいくつもの冬をやり過ごすことができるからね。
そう思えばピアノは安いものです。
楽しめればいいから。

やっぱり、ヨハン・セバスチャン。
「 インベンションとシンフォニア」
2声と3声のインベンションが15曲ずつ30曲の構成。
特にカノンで作られたインベンションの2番がいいですね。
右手が奏でる主題を、
オクターブ下から左手で追いかけていくという、
精緻な織物のような音楽。
まずはここから。
とりあえず30曲マスターしたら、
次にかかるのは、バッハ最晩年の未完成曲「フーガの技法」。
ま、弾けたらいいなと思っているだけですけどね。
凄いや。
遠い昔のインベンション。バッハは好きでした。
過去形じゃなくて。