ウチの錆びてきた藁葺きトタン屋根。
どうやって足場を確保してペンキの塗り替えをやろうかと、
さんざん考えあぐねて幾年月。
田舎では、ウチみたいな藁葺きトタン屋根のお家をターゲットにして、
ちょっとヤーさんまがいの怪しい人たちがよく営業で回ってきます。
屋根の塗り替え、ウチは必要ないからと丁重にお断りするのですが、
聞くところによると、150万円ぐらいは取られるそうです。
確かに、足場の構築だけでもたいへんだろうとは思います。
しかし、たかがペンキの塗り替えごときにそんな大金は払えません。
で、やっぱり足場の基礎は、
屋根のくびれた腰回りしかないだろうという結論に達しました。
で、あれこれ算段して単管パイプとクランプを必要数買ってきて組み立て。
クランプなんかは1個は百数十円なんですが、
単管パイプは高いし、数が増えるとあっという間に数万円になってしまいます。
庇にあまり荷重もかけられないので、
腰回りの基礎にすがる形でトラスを組むことにしました。
垂木止めクランプでコンパネを下地に。
これを足場にして長いハシゴを屋根に寝かせ、
傾斜に沿って登りながら作業を進めていきます。
4m超のハシゴなら、何とか棟まで手が届くはずです。
いちおう命綱は準備して。
ペンキ剥がしをひと通り済ませたら、
同じ箇所で上から順に手の届くところまでのペンキ塗りを済ませ、
それから足場ごと平行移動させて、
パート単位で片付けていこうと思っています。
冬越えして傷んだカボチャを外に転がしていたら、
イノシシだかアナグマだかが、それをさらに転がして、
だいぶ齧っていきました。