勝手口ドアは、
やっぱり土台ぎりぎりまで下げてドア枠を設置した。
開き戸というのは、
開けたドアの先までスペースを気にしなくちゃいけないのです。
引き戸と開き戸のサッシ枠がついた。
あと、お天気が崩れるまでに、
何とか屋根をつけられればいいんだけれど。
ドアの取り付け位置もそうだけれど、
高さが取れない下屋の宿命で、
屋根も、どうやって施工すべきかと、結構悩み続けた。
通常の屋根なら、
高さの心配もなく、屋根に上がって屋根を作れるのだけれど。
下屋の屋根は、
屋根の下に屋根を作ることになるから、
作業するスペースが、「ほとんど無い。」
ま、しょせん下屋なんで、
トタン屋根で充分だとは思うのだけれど。
それにしても、垂木に桟木ぐらいは必要でしょう。
そう思って材料を揃えていたのですが、
壁を立ち上げて、
雨樋までの間隔をもう一度測ってみたら、
「う、・・・狭い!」。
垂木が45mm、桟木が35mmで、トタン板が10mmとしても、
約90mm。
しかし、現実の雨樋までは70mm程しかない。
無理。入りません。
これは困った。
で、仕方がないので、
45mmの垂木だけで何とか済ませられないものかと、
考えあぐねた設計試案をいっぱい書いたのでした。
屋根と屋根の狭い作業スペースでも、
何とかトタン釘が打てるようにと、
ぎりぎり、二寸勾配を割り込んだ。
ま、これから大雪が積もることもないだろうし、
いいでしょ。
片流れの直角三角形の長い辺の長さって、
どうやって出すんだたっけ、と。
三平方の定理を思い出しながら、垂木の長さを決めてみたり。
そうして、最終の設計図案に基づいた垂木支えのパーツたち。
結局、垂木の間隔をできるだけ狭くして、
そこにガルバのトタン板を直接打ち付けることにした。
そしてその垂木は、桁に四箇所でしっかりと堅結。
こんな感じ。
それでも、やっぱり作業スペースはかなり狭いので、
一本一本、垂木を据え付けていきながら、
一枚一枚、トタン板を張っていくことになります。