下屋の造作 その4

投稿者: | 2020年10月13日


勝手口ドアは、
やっぱり土台ぎりぎりまで下げてドア枠を設置した。
開き戸というのは、
開けたドアの先までスペースを気にしなくちゃいけないのです。


引き戸と開き戸のサッシ枠がついた。

あと、お天気が崩れるまでに、
何とか屋根をつけられればいいんだけれど。


ドアの取り付け位置もそうだけれど、
高さが取れない下屋の宿命で、
屋根も、どうやって施工すべきかと、結構悩み続けた。

通常の屋根なら、
高さの心配もなく、屋根に上がって屋根を作れるのだけれど。

下屋の屋根は、
屋根の下に屋根を作ることになるから、
作業するスペースが、「ほとんど無い。」

ま、しょせん下屋なんで、
トタン屋根で充分だとは思うのだけれど。

それにしても、垂木に桟木ぐらいは必要でしょう。
そう思って材料を揃えていたのですが、
壁を立ち上げて、
雨樋までの間隔をもう一度測ってみたら、
「う、・・・狭い!」。

垂木が45mm、桟木が35mmで、トタン板が10mmとしても、
約90mm。
しかし、現実の雨樋までは70mm程しかない。

無理。入りません。
これは困った。

で、仕方がないので、
45mmの垂木だけで何とか済ませられないものかと、
考えあぐねた設計試案をいっぱい書いたのでした。


屋根と屋根の狭い作業スペースでも、
何とかトタン釘が打てるようにと、
ぎりぎり、二寸勾配を割り込んだ。

ま、これから大雪が積もることもないだろうし、
いいでしょ。

片流れの直角三角形の長い辺の長さって、
どうやって出すんだたっけ、と。
三平方の定理を思い出しながら、垂木の長さを決めてみたり。


そうして、最終の設計図案に基づいた垂木支えのパーツたち。

結局、垂木の間隔をできるだけ狭くして、
そこにガルバのトタン板を直接打ち付けることにした。
そしてその垂木は、桁に四箇所でしっかりと堅結。


こんな感じ。

それでも、やっぱり作業スペースはかなり狭いので、
一本一本、垂木を据え付けていきながら、
一枚一枚、トタン板を張っていくことになります。

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