生薬「カッコン」と葛粉を作る。

投稿者: | 2022年12月6日

今季2回目の大霜。
荒仕事は昨日で終わったので、あとは年末まで優先順位をつけて細かい仕事。

昨日、朝起きると喉が痛かったので、これはやばいとカコナールを飲んだ。
キャッチアコールドを感じた時、すぐに葛根湯を飲むと大概は治る。
ちょっとやばい時は生薬配合のカコナール。

でも、葛根湯って文字通り元は葛の根だよね。
ん、クズンバの根っこ?
ということで、掘り起こした根っこを思い出し、自分で「カッコン」を作ることにしたのでした。

集めたら、太い葛の根だけでこれだけあった。

タワシでゴシゴシ土を落としていたら、
あまりにたくさんあることに気づき、これはたいへんだということで、
厳選。

最初、皮剥き機でやりかけたのだが、ゴボウのように簡単じゃない。
皮を剥くというよりは、力ずくで剥ぎ取る感じ。

皮を剥いた葛根を薄い輪切りに。
繊維質が固く、包丁だとちょっと手こずりそうなので丸のこで。

何とか輪切りにできました。
でも、繊維クズがいっぱい出てきて、その上葛根の汁で丸のこがぬたぬたになった。

ザルの輪切りを並べた。
これを乾かせば、生薬の「かっこん」になります。
お茶にして飲むと、きっと効きます。生薬だしね。
もう薬は買わなくていい。

鍋に入れた繊維クズと切り残しの根は小さく割って、水に浸して澱粉を抽出。
これが葛粉になります。

作業していた指が茶色く染まりました。
舐めると、すでに葛根湯の味がします。
まぎれもなく葛根。

水に浸した葛根は、よく揉んで澱粉を溶かします。
茶色い上水を捨てて、浮いたアクを取って、新しい水を入れて、
沈殿するのをゆっくり待ちます。
これを10日ぐらいやると、だんだん純白の沈殿物になっていきます。
そうして、これを乾かしたのが葛粉。

何しろ正真正銘の本葛だからね。
しょうがとか入れて葛湯にして飲むといいんじゃね。
楽しみ。

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