今季2回目の大霜。
荒仕事は昨日で終わったので、あとは年末まで優先順位をつけて細かい仕事。
昨日、朝起きると喉が痛かったので、これはやばいとカコナールを飲んだ。
キャッチアコールドを感じた時、すぐに葛根湯を飲むと大概は治る。
ちょっとやばい時は生薬配合のカコナール。
でも、葛根湯って文字通り元は葛の根だよね。
ん、クズンバの根っこ?
ということで、掘り起こした根っこを思い出し、自分で「カッコン」を作ることにしたのでした。
集めたら、太い葛の根だけでこれだけあった。
タワシでゴシゴシ土を落としていたら、
あまりにたくさんあることに気づき、これはたいへんだということで、
厳選。
最初、皮剥き機でやりかけたのだが、ゴボウのように簡単じゃない。
皮を剥くというよりは、力ずくで剥ぎ取る感じ。
皮を剥いた葛根を薄い輪切りに。
繊維質が固く、包丁だとちょっと手こずりそうなので丸のこで。
何とか輪切りにできました。
でも、繊維クズがいっぱい出てきて、その上葛根の汁で丸のこがぬたぬたになった。
ザルの輪切りを並べた。
これを乾かせば、生薬の「かっこん」になります。
お茶にして飲むと、きっと効きます。生薬だしね。
もう薬は買わなくていい。
鍋に入れた繊維クズと切り残しの根は小さく割って、水に浸して澱粉を抽出。
これが葛粉になります。
作業していた指が茶色く染まりました。
舐めると、すでに葛根湯の味がします。
まぎれもなく葛根。
水に浸した葛根は、よく揉んで澱粉を溶かします。
茶色い上水を捨てて、浮いたアクを取って、新しい水を入れて、
沈殿するのをゆっくり待ちます。
これを10日ぐらいやると、だんだん純白の沈殿物になっていきます。
そうして、これを乾かしたのが葛粉。
何しろ正真正銘の本葛だからね。
しょうがとか入れて葛湯にして飲むといいんじゃね。
楽しみ。
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