ロッドを抜いて、塩ビ管を。

投稿者: | 2023年3月31日

無事掘削が完了して水が出たので、
今日の作業は、掘削ロッドと鉄管を抜いて、
汲水用の塩ビ管を入れること。

このでかいレンチを使って、
継ぎ足していったロッドを解体しながら抜いていきます。

掘削した84mの深い穴に、
スリットの入った塩ビ管を沈め、そこから汲水します。
ネジを切った4mの塩ビ管を21本、どんどん繋げて埋めていく。

スリットとの境界のところにネットを巻いて、
ここから上の土砂が汲水部に落ちてこないようにする。

塩ビ管が全部入ったら、周囲に砂利を入れて固定していきます。

その上にマサ。
これがネットのところでちょうど固まることにより、
安定した汲水部の空間を確保します。

ここで水位を測る。
84mまで掘って、出てきた水が約15mまで上がってきた。
ここからポンプで吸い上げることになります。

そうして、簡単な水質検査、パックテスト。
飲用井戸水の「鉄」の水質基準値は0.3mg/L以下ですが、
ここは1mg程度。

「フッ素」の水質基準値は、
WHO (世界保健機関) は1.5ppm以下、わが国はその約半分の0.8ppm以下ですが、
ここは1.5と3の間ぐらい。

硬度(カルシウム、マグネシウムなど)の水質基準値は、
300mg/l以下ですが、
ここは20と50の間、いわゆる軟水です。

「塩化物」の水質基準値は、
200mg/l以下ですが、
ここは20と50の間。塩っけはありません。

ま、そもそも水道水の水質基準値がどうなのかということもあるし。
じゃ、おそらく基準値外である、谷川の天然水とかは美味しくないのかと言えば、
そう言うことでもないだろうし。

花崗岩を通ってきた良質の水だし、
とりあえず無色で、口にしても食味も問題なし。
多少のイオウ分もあって、いい温泉水じゃないかと思います。

これで井戸掘削の作業は終了したので、
あとは、しばらく置いて塩ビ管を落ち着かせてから、
井戸の洗浄とポンプの設置を残すのみ。

続きはまた来週。

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