
ようやくマーキングが終わった。
割と緻密に測ってやったんだけど、
どうせユンボでガーって掘るんだから意味ないよな、と思いつつ。

普通は柱の中心線で墨を出すんだけど、
どうも感覚的に外で合わす方が分かり易いので、マーキングも内寄りになってます。
幅300mmのフーチンを打つのですが、
ユンボのバケット幅が450mmなので、その分プラスしてマーキング。

午前中にマーキングが済んだので、午後からはユンボで掘削。
操作は縦旋回の「旧コマツ」。
前回でだいぶ操作に慣れたつもりでいたのですが、ほぼ1年経つともう忘却の彼方。
排土板の動かし方が思い出せなくて、笑ってしまった。

GLから200mm掘るだけなので、平爪の方がいいかもしれないと思って、
爪の交換をしようとしたのですが、爪の接合部が固まってしまっているようで、
叩いても叩いても、ピンが1本しか抜けてくれない。
ま、いいか、どうせ最後はスコップの手作業だし。

と思って掘り始めたら、
予想通り、地面の下は竹や葛の根が縦横無尽に走っていて、
これはやっぱり平爪では無理でした。

で、掘り始めてはみたのですが、
せっかく時間かけてマーキングしたというのに、
ユンボが一回通ったら、そんなもん跡形もなく消えてしまうやないか。
こりゃ、掘る順番を考えてからユンボを動かさんと、
せっかくの努力が水の泡やと。

しかも、アンタッチャブルの杭には振り向きざまのバケットをバンバン当てるし。
まったくの未熟者です。

しかし、さすがに自分の掘った穴にはまるようなことをしてはいけないので、
途中でクローラーの幅を最大に広げた。
これで落ちはしないけど、前にも後ろにも丁張りの杭がある。
曲がったら穴にはまりそうだし、ここからどうやって逃げればいいんだ。

止むなく丁張りの杭を引っこ抜いて脱出。
どうせあちこち杭を倒してしまっているし、また後から測り直しです。
わずか20cm程度の掘削だけど、土がかなり出た。

この竹や葛の根、ハサミでちょん切るしかないな。
ユンボでひと通り掘り終わったら、
水糸を張って、スコップで高低差を合わせる仕事も待ってます。
明日から、始める前にちゃんと掘る順番を考えないと立ち往生しそうです。
技術は、実践を通して高めるしかなのですが、
上達した頃には仕事も終わって、次に乗る時にはまた初心者に戻る、のパターン。
素敵なマイカーより、マイユンボが欲しい。
自動車の運転技術より、自分の手足のようにユンボを操れるようになりたい。