どこもかしこも微妙に狂っているので、もう一度測り直した。
だいたい、杭をいい加減に打ったのがいけない。
いわゆる乱杭。
でも、いくら精緻に測っても、見る角度とか、墨釘の打ち方とかでもずれるから、
10mもあれば1cmや2cmは狂うぜ。
ま、精一杯努力はしたということで。
水糸に沿って、幅と深さを測りながら整地していく作業。
おおよそはユンボで掘ってるからだいぶ楽ではあるのだが、
それでもスコップでの手作業はきつい。
最初はトンボを当てながら少しずつ整地していたけれど、
人間は偉いもので、やっていくうちに深さと幅をだいたい覚える。
いちいちトンボで確認しなくても、だいたい寸法を合わせることができる。
だいたいこの辺りの地層は花崗岩で、20cm掘ると、もう黄色い粘土質の土になる。
地盤は固いから、2、3cmも砕石を撒いて転圧すれば十分だろうと思う。
しばらくは体力勝負。