
百日紅(さるすべり)の花が咲いている。
今頃だったっけ。
この時期、この色で百日も咲き続けるのはちょっと見てても暑苦しいのだが、
咲く花に文句は言えない。
サマータイムというが、近頃のように連日35℃越えの日が続くと、
さすがにそれに応じた生活にしないとやってられない。
そういえば昔の夏休みの宿題帳には、一日の行動予定を円グラフで書くページがあった。
ラジオ体操と3食と入浴、睡眠の時間は決まっている。
問題は、残りの時間をどうやって埋めるかだ。
午前中の涼しいうちに宿題を済ませましょう、とか言われていた。
それは一理ある。
昔はクーラーなんかなかったから、午後になると暑くて勉強どころではない。
で、今はクーラーがあるかといえば、ウチにはない。
海抜200m程の高原なので、午前中は扇風機ぐらいで快適に過ごせるのだけれど、
午後になるとさすがに家の中まで暑い。
なので、最近の円グラフは、
7:30 起床(時に、目が覚めたら9:30だったりする)
8:00 朝食
9:00 〜 11:30 デスクワークと昼寝(というか朝寝)
12:00 昼食
13:00 コーヒータイム
14:00 〜 16:00 アウトドアワーク(草刈り、剪定、土木・大工仕事等、家周りの雑用)
16:00 水浴び、昼寝
17:30 夕ごしらえ
18:00 夕食
19:00 〜 21:00 映画鑑賞タイム
21:30 入浴
22:00 〜 23:30 ドラマ鑑賞タイム
24:00 就寝
てな具合になっている。

キバナヒオウギ、こちらはやや涼しげ。
つまり、外仕事をするのはわずかに午後の2時間だけ。
しかも、一日で一番暑い時間にぶつけてやる、というところがミソだ。
家の中で何もできずに暑さに耐えているよりは、
外で大汗を流して身体を動かしている方が精神的にも健全でいられるというもの。
それに大汗をかいた後のシャワーは格別に気持ちがいい。
さらには地下温泉水なので、この時期の水は心臓が止まりそうなぐらいに冷やこい。
そうしてクールダウンした後の昼寝が、これまた格別である。
わずか2時間でできることは少ない。
短時間でしかも頭を使わずにできる仕事としては、やはり草刈りが最適だと思う。
でもやり始めると、ついついもうちょっとキリのいいところまで、という欲が出る。
けれども、そんな悪魔の囁きに負けてはならない。
この陽気に炎天下で頑張ってしまうと、熱中症で倒れてしまう危険性が大である。
身体が熱暴走して気持ちが悪くなってからではもう遅い。
だからいつもは2日ぐらいで済ませている草刈りを、一週間ぐらいかけて片付けている。
無理はしない、させない、おみやげは無事故でいいのお父さん。
そんな風にして、貴重な人生の残り時間を日々だらだらと費やしている。