初めて氷が張った。
今年はずいぶん遅い気がする。
畑も屋根も今日はかなり白い。
大霜だ。
水も凍る。外の水道も凍る。
それでも、登った朝日が当たり始めると、
屋根の霜はすぐに溶ける。
影になったところだけは、まだしばらく白いままで残る。
その頃になると、暖を求めて猫のみーちんが日向ぼっこにお出ます。
夜半は寒さで身体が固まってしまうのだろう。
昼間なら顔を見たら声をかけてくるし、
これ見よがしに爪を研いだり、地面でゴロニャンしたりしてお愛想するのだが、
寒い朝に限っては目が合ったとて返事もしない。
朝日が一番当たるところに佇んで、
呼んでもただ厳しい顔を向けるだけだ。
その様子がおかしい。